「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.2
住宅ローンの審査は実は甘いのか?実態を解説します!
住宅ローンの審査は形式審査
<先日の、40代の男性との対話から>
お客様「高橋さん、そういえば、昔銀行にいたんでしょ」
私「はい、そうですよ」
お客様「住宅ローンの審査って、厳しいんでしょ」
私「いいえ、そんな事ないですよ」
「審査は簡単です」
お客様「えっ!そうなの!」
私「はい、私のようなFPが審査をすれば、ほとんどの方は条件付の承認になりますが、銀行員が審査をすれば、ほとんど審査は通りますよ」
お客様「えー、どういう事!」
私「FPは35年間のライフイベントを総合的に見ますので、借りる時は良くても、お子様の教育資金がピークになる大学進学時は、赤字か家計破綻する家庭が約8割です。
ですので、住宅ローンを組まれる前から家計改善をしないと、35年間の安定した返済は難しいんですよ。
そして、現実、返済ができずにせっかく手に入れたマイホームを手放す事態になる方も・・・。
そうならない為に、本来は、銀行がアドバイスをするべきなのです。
具体的には、固定費の見直しをするか、奥様が専業主婦であれば、一定期間はパートで働いて頂くか必要なんです。
一方、銀行員は借りる時点の返済能力しか見ない。
要は審査基準に合致するか否かしかみないのですのです。
つまり、形式審査だけで終了。
なぜ、住宅ローン審査は形式審査なのか
銀行員は忙しいので、お客様の35年先まで見る余裕がないのが実態です。
私の銀行時代、10年間で審査通らなかったのは1~2件程度でした。
併せて、銀行としても住宅ローン残高は増やしたいのが本音です。
なぜなら、長期間の安定収益が確保できます。
そして、住宅ローンを組めば、それで終わりません。
■給料振込口座
■公共料金等の口座指定
■ボーナス預金の取込
■将来の退職金の運用
等々・・・。
このように、住宅ローンは、銀行収益の大きな柱なのです。
ですので、審査は通したいのが本音です。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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