学資保険とは?本当に必要な保険なのか?わかりやすく検証します!

教育資金・児童手当

知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.25

 

学資保険とは?本当に必要な保険なのか?わかりやすく検証します!

 


学資保険とは

結婚して、まもなくお子様が生まれ、重くのしかかってくるのが、やはりこれ教育資金です!

 

お子様が1人大学を卒業するまでにかかる費用は1人、1,000万円と言われております。

 

私も、娘が現在大学生。

4年間だけで、600万円程度のお金が必要との事で毎日、一生懸命に仕事をしているわけなんです。

 

そこで、多くの方が利用されてますのが、学資保険です。

つまり、お子様の教育資金準備の為に作られた民間の保険が学資保険です。

 

 

金利の高い時は、多くの方が利用し、助けられました。

しかし、時代は大きく変わりました。

 

本当にいいのでしょうか??

本日は、2つの観点から検証です!

 

効率性を検証(返戻率)

 

某S生命の返戻率

本年4月に発刊されました某雑誌に「保険特集」が。

その中で学資保険ランキングの紹介記事があり第1位が某S生命の学資保険、以下記事をそのまま

 

「特にお薦めなのは、大学進学時から満期まで5回に分けて基準保険金が出るⅢ型」

 

その返戻率は、「契約者30歳男性/子ども0歳/払い込み満了は子ども18歳」の場合、110.3%と、このご時世では極めて高い

 

との記事を見て、非常に残念な思いをしました。

なぜか?

払込期間が長くなれば、返戻率が高くなるのは当たり前なんです!

 

では、年率は?利回りは

一切表示がありません。

 

なので、私が勝手に計算しました。

そうすると最終利回りが、1.08%でした。

 

確かに、銀行定期が0.1%、国債の10年でも0.029%と比べると確かに高い。

 

 

世界の運用状況は

しかし、考えて下さい。

それは、日本国内のお話しですよね。

 

世界経済に目を向けるとどうか

●アメリカ国債(10年)   2.34%

●オーストラリア国債(10年)2.50%

●インド国債(10年)    7.00%

 

更に、株式市場を見ると、本年10月17日付の日経新聞には世界株高 鮮明に」との見出しに続き米国やドイツ、韓国など各国、地域の主要な株式指数が相次ぎ過去最高を更新した、との事。

 

日本も最近は、10月13日には21年ぶりに21,000円台!

9日連続続伸!

 

11月7日には、1992年1月9日以来、約25年10カ月ぶりの高値!

22,937円!!

 

等々、明るいニュースが出てきましたよね。

 

なのに、なぜ、1.08%がお薦め一番なんですか??

 

GPIFの運用状況

GPIFでも、直近の16年間で3.20%の利益率を出しています。

しかも、安全第一での運用成果です!

 

 

運用期間を10年以上の長期にする場合は返戻率ではなく、最終利回り、年率等で表示すべき!

 

結論を言うと、低いのが分かるので隠しているだけです。

 

学資保険は固定金利の商品ですので、金利の高い時には威力を発揮しますが、金利の低い時には、インフレに対応されてませんのでお薦めできない商品なんです!

 

金融庁推奨のつみたてNISA

では、国内で学資保険の他に、効率よく運用できる商品はあるのか?

例えば、つみたてNISAで準備する方法もあります。

最長で、20年間運用益が非課税です。

 

そして、世界成長と時間を味方にする事で、効率の高い運用が可能です。

 

 

万一の保障額を検証(死亡保障金額)

学資保険の死亡保険金額

学資保険は、貯蓄機能だけではありません。

契約者(通常はお父さん)に万一があった時に死亡保険金も出るのです。

 

しかし、先程の例では、死亡保険金の金額は、何と200万円なんです。

これでは、物足りないのが現実です。

 

変額保険の死亡保険金額

ちなみに、ほぼ同じ年齢、保険料で商品を学資保険から、他社の変額保険で試算しますと、死亡保険金額が、何と1,218万円でした。

 

運用成績は確定しませんので、単純に比較はできません。

過去5年間の運用実績を見ると、GPIFに近い構成割合のファンドで年率が9.62%~12.30%になってました。(2017年6月時点)

 

ただ、残念ながら、変額保険は取扱をしている保険会社が極端に少ない事、正しい情報を伝える人間が極端に少ない、との事であまり知られていません。

 

残念です。

ご参考までに、変額保険については、下記の記事をご参照ください。

 

 

正しい情報を必要な方にお伝えしたいですね。

それが、FPの使命だと思います。

 

尚、こんな方は、個別相談をご活用下さい。

■教育資金の準備をしたい方

■変額保険を更に詳しく知りたい方

■学資保険をこのまま続けていいのか不安な方

 

メールによる、1年間、回数無制限の「年間FPサポート」が好評です。

 

個別相談に申込します

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

コメント

  1. 豊田博文 より:

    高橋さん。毎日お疲れ様です。そして、ありがとうございます。
    今日もマネーセミナーに行かねばならぬ!と思い知らされました。

    • nobu1118 nobu1118 より:

      豊田さん、ありがとうございます。
      学校で教えて頂けない大事なお話しを
      これからもさせて頂きます。

  2. […] 学資保険、ホントにいいの??お子様が生まれ、将来の教育資金として、多くの方が利用されているのが、学資保険です。しかし、今の時代は非常に効率の悪い商品になりました。nobu082 […]