「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.50
ファンドとは何か?投資初心者にも分かりやすく解説します
2018年は「つみたてNISA」の話題一色でスタートしました。
しかし、その前に、そもそも「ファンド」とは何なのか?
そんな話題です。
ファンドとは
本来のファンドの意味は「基金」なんです。
「ファンド」は、不特定多数の投資家から資金を集め運用します。
そして、ファンドは2つに分かれます。
公募ファンド
誰でもが利用できるのが、この公募ファンドです。
そして、代表的な金融商品が投資信託です。
投資信託というのは、
①多くの方から資金を集め
②独自の投資目的に合ったものに投資
③その収益を投資家に分配する
こんな流れなんです。
ですので、最近は個人の方でも少額から(500円)投資ができるのです
私募ファンド
私募ファンドは、公募ファンドとは対照的に限られた特定の投資家しか利用できません。
別名を「ヘッジファンド」とも言います。
つまり、大口の投資家限定なのです。
具体的なファンドの投資方法
投資信託
投資初心者を含め、多くの方が利用できるのが投資信託です。
金融庁推奨のiDeCoやつみたてNISAも、投資信託のファンドになります。
そして、ファンドには大きく運用方法の違いから2つのタイプに分かれます。
インデックスファンド
分かりやすく言えば、日経平均株価等、特定の投資指標(ベンチマーク)に自動的に連動するファンドです。
人による調査や分析がなく、全て機械的な運用が行われます。
つまり、手間がかからないので、手数料が安いのが特徴です。
アクティブファンド
一方で、インデックスファンドとは対照的に、高いリターンを目指すのがアクティブファンドです。
高いリターンを目指す為に、独自の運用方針を決め、常に個別企業の調査や分析を行う為に、手数料も高いのが特徴です。
日本人の年金保険料もファンドで運用されている
皆さんの大事な年金保険料を運用してますGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のファンドの「基本ポートファリオ」を確認しましょう。
★基本方針は①安全、②効率
・国内株式 25%
・国内債券 35%
・外国株式 25%
・外国債券 15%
実は、今の「ポートフォリオ」は2014年10月から変更されたものなんです。
それまでは
・国内株式 12%
・国内債券 60%
・外国株式 12%
・外国債券 11%
・短期資産 5%
皆さんから預かった大事な資産(基金)を安全且つ効率に増やす為、経済情勢等の変化を見ながら、常時「ポートフォリオ」の見直しをされているのです。
その結果、直近15年間の運用利回りが3.2%なんです。
ファンドのメリット
運用はプロに任せることができる
一般の庶民が、日常の仕事、生活をしながら個別の企業の調査をしたり、金融商品の動きを把握する事は非常に困難です。
しかし、ファンドは、運用のプロ集団ですので、お任せする事ができ、精神的なストレスをおさえる事もできます
小口から投資できる
例えば、優良企業の株式を購入すようとすると、最低購入金額で高額になる事もあります。
つまり、ハードルが高いのです。
一方で、投資信託であれば、毎月5,000円、10,000円程度で気軽にスタートできます。
リスク分散ができる
残念ながら、金融商品に完璧な商品は存在しません。
特に、高いリターンを目指せば、リスクも高くなります。
一方で、投資信託は、多数の銘柄を組み合わせた商品なので、最初の段階でリスクも分散されてます。
ファンドのデメリット
元本保証ではない
当然と言えば当然ですが、ファンドは投資商品なので、元本保証はありません。
特に、短い期間で解約をすると元本割するリスクは高くなります。
手数料がかかる
銀行預金との大きな違いが手数料です。
投資信託には、必ず手数料がかかります。
■購入時にかかる
■運用中にかかる
■解約時にかかる
特定の銘柄を指定できない
運用する個別の銘柄は、全てファンドへのお任せになります。
ですので、自分で個別企業の銘柄を指定する事はできません。
まとめ
ファンドは何なのか?
と考えているより、今は始める時です。
具体的にはiDeCoやつみたてNISAでスタートしてみてはいかがでしょうか。
そうすれば、今まで見えなかった事が見え、資産形成も確実に準備ができます。
時代は大きく変わりました。
銀行預金だけで、老後資金準備をするのは、困難な時代です。
まずは、行動しましょう。
不安な方は個別相談をご活用下さい。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
コメント
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[…] それが「ファンドの選択」です。 […]