「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.54
分散投資ができず投資に失敗した20代の体験記
本日は、私の体験記です。
昭和63年、北海道拓殖銀行に就職。
時は、ちょうどバブルに入ろうとしていた時期でした。
金利も徐々に、高くなっていきますが、その頃諸先輩に勧められたのが2つ
●持株による積立
●トマムの会員権取得
素直な自分は毎月給料天引きで「持株会」に参加。
最初、月1万円が、調子にのり2万円、3万円と増やした記憶があります。
一方で、「トマム会員権」はローンで購入。
そして、10年後、拓銀は破綻。その後、人事部からお手紙が届きました。
それが、これです。↓
株券に見えますか?
ただの、紙切れですよ。
自分の全財産は紙切れに変わり果てました。
一方で、「トマム会員権」はどうなったか?
説明しなくても皆さん、ご承知かと思います。
拓銀株より悲惨。
残ったのはローンだけです。
私が、恥も隠さずに個人情報を公開しているのは、何故か?
金融実務30年の自分にしかできない使命を果たしたいからです。
人生いい事ばかりではありません。
むしろ失敗の連続です。
だからこそ、日々の研鑽が必要なのです。
そして、体験が必要なんです。
そして、教える人間も必要なんです。
私は、このブログでは、自分の実体験を踏まえ、皆さんにお役に立つ情報発信に努めます。
ですので、このような失敗体験も隠さずにお伝えします。
さて、本題はここからです。
では、持株による株購入は間違いなのか?
それは、違います。
持株は①毎月の積立、②長期運用、という点では正解なのです。
間違いは株の銘柄を拓銀1社にした事です。
更に言えば、株式のみにした事です。
例えば、同じ毎月3万円を運用するのであれば
■株式と債券に分散
■株式も数10社から数百社に分散
■債券も数10社から数百社に分散
これができていれば、拓銀が破綻しようが、私の損失は僅かビビたる金額で済むどころか、他の運用効果で、むしろ増えていたかもしれないのです。
しかし、銀行に10年もいながら、今では考えられない程無知でした。
恥ずかしい位に・・・・。
20代の頃に、今の自分に会って「お金」の勉強をしておけば良かった。
なんて、冗談のような本音です。
分散投資の必要性を、これからも叫んでいきます。
分散投資とは具体的に何を分散するのか??わかりやすく解説します
特に、これから年金で苦労されるであろう若い世代の方に。
分散投資は理解できたが、そこから先が進めない方は、個別相談もご活用下さい。
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本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
コメント
おはようございます。
非情な体験も教えてくださり、敬服いたします。
来週のセミナーが楽しみです。
おはようございます。
もう、隠す物も、失うものもありませんよ(笑)
23日、お待ちしております。
[…] 分散投資ができず失敗した20代の体験記銀行で10年も仕事をしながら、投資の基本を全く理解せずに全財産を失った、20代の体験談を紹介です。nobu0824.com2018.01.17 […]