「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.64
年金はいつからもらえるのか?いくらもらえるのか?素朴な疑問を解決
人生100年時代。
大事な事は、老後資金の準備です。
そして、その土台になるのが公的年金です。
まずは、自分の年金がいつからいくらもらえるのか。
正しく理解した上で、自分年金の準備が具体的に進みます。
そこで、本日は、年金の基本部分について解説をさせて頂きます。
年金はいつからもらえるのか
年金は、自分で請求しなければ支給されません
まずは、当たり前の基本なのですが、年金は自分で請求するものです。
請求しない限り、もらう事はできません。
但し、もらえる時期になると、日本年金機構から郵送されます。
原則、65歳から年金はもらえます
厚生年金で、一定の条件に該当されている方は、60歳以降から特別支給の老齢厚生年金をもらう事はできます。
しかし、基本的に老齢基礎年金。
言葉を変えれば、国民年金は65歳からもらえます。
具体的には偶数月にもらえます
年金は基本的に偶数月の15日に2カ月まとめて支給されます。
年金はいくらもらえるのか
それでは、今回は国民年金を40年間納めて、満額支給される方を例に書かせて頂きます。
65歳請求の場合
■65歳請求(本来請求)月65,075円(2021年度)
毎年、改定されます。
2020年度は65,141円
2019年度は65,008円。
2018年度は64,941円。
60歳請求の場合
■60歳請求(繰上請求)月45,552円(2021年度)
*繰上げ請求になるので、30%減額されます。
2020年度は45,598円
2019年度は45,505円
2018年度は45,458円
70歳請求の場合
■70歳請求(繰下請求)月92,406円(2021年度)
*繰下げ請求になるので、42%増額になります。
繰下げ請求の年齢が延長される
繰下げ請求は66歳以降70歳までの期間で選ぶ事ができます。
この年齢が2022年4月以降は75歳まで延長されます。
つまり、老齢基礎年金で満額もらえる方が75歳まで遅らせると、どうなるか?
65,075円⇒119,738円
*2021年度基準に試算。
このように、84%増えます。
このように、請求時期が10年違えば、月で約5万5千円変わります。
しかも終身で。
では、仮に、年金の請求を71歳~75歳まで先送りした場合で試算してみました。
*2021年度4月1日現在。(毎年更新します)
■71歳請求(繰下請求)月 97,872円(50.4%の増額)
■72歳請求(繰下請求)月103,339円(58.8%の増額)
■73歳請求(繰下請求)月108,805円(67.2%の増額)
■74歳請求(繰下請求)月114,271円(75.6%の増額)
■75歳請求(繰下請求)月119,738円(84.0%の増額)
*尚、増額率は1月につき0.7%で試算しました。
さあ、いかがでしたか?
このような情報を20歳から知っている方と50歳でも知らない方では、人生が大きく変わります。
ですので、早い時期からの「お金の勉強」が必要なのです。
また、いまだに、私に「年金は入った方がいいですか?」と質問をされる方がおります。
何度も言います。
年金は必ず入って下さい!
なぜか?
年金は「投資」以上に「安全性・効率性」が高いのです。
詳しくは、下記の記事も参考にして下さい。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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