「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.91
個人年金保険は必要か?他の金融商品はないのか?
2018年3月10日、本年5回目になる「マネーセミナー」を開催させて頂きました。
初参加の方もいれば、2回目のご参加、3回目のご参加の方もおり、皆さん熱心に聞いて頂き、大変にありがとうございました。
早速ですが、本日はアンケートでのご質問にお答えさせて頂きます。
こちらが、現物です。↓
「個人年金保険に既に加入している方は、今からでも変額保険等の投資商品に預け替えをした方が良いでしょうか」
質問をされた方は27歳の男性ですが、非常に大事な質問ですので、具体的に回答させて頂きます。
今加入されている保険証券等があれば、より具体的なお話はできるのですが、今回は仮に30歳男性を仮の契約者と想定して進めます。
個人年金保険の実態
「個人年金保険」というネーミングを聞けば、必要な保険と思えます。
事実、運用成績がいい時代もありました。
実は、私も1990年頃は利用してました。
しかし、時代も運用成績も大きく変わりました。
某生命保険会社の「個人年金保険」で試算
■30歳男性
■10年確定年金
■保険料払込期間 60歳
■保険期間 70歳
■月の保険料 15,852円
■60歳時点の保険料払込総額 約570万円
■保険金を10年分割で受取総額
600万円(返戻率105.1%)
つまり、保険料を30年間払い込んでも、返戻率は105.1%!
iDeCoで試算
■30歳男性
■月の掛金 15,000円
■60歳までの払込合計 540万円
60歳で一括受取の場合(運用結果により受取額が決まります)
●1%⇒629万円(返戻率116.4%)
●3%⇒870万円(返戻率161.1%)
●5%⇒1,468万円(返戻率271.8%)
変額保険で試算(某生命保険)
■30歳男性
■月の保険料 15,000円
■保険期間(満期) 80歳
■死亡保険金額 1,218万円
60歳で解約した場合(運用結果により受取額が決まります)
●0%⇒340万円(返戻率62.9%)
●3%⇒561万円(返戻率103.9%)
●6%⇒984万円(返戻率182.2%)
70歳で解約した場合(運用結果により受取額が決まります)
●0%⇒414万円(返戻率57.5%)
●3%⇒841万円(返戻率116.9%)
●6%⇒1,939万円(返戻率269.4%)
おすすめ案
現在ご加入の保険証券がないので、断定の話しはできません。
若い世代であれば、他の金融商品に切り替えるべきです
しかし、仮に今の年齢が20代から40代の方であれば切り替えるべきです。
50代以上の方については、保険証券で内容確認しないとコメントはできません。
具体案
仮に、30歳男性で、月の予算が15,000円であれば最低でも2つの商品に分散します。
■1万円をiDeCo⇒60歳まで
■5,000円を変額保険⇒満期は80歳で、可能な限り払い続ける
選定理由
iDeCo
■iDeCoの3大メリット
①毎月の掛金が全額所得控除
②運用益が全額非課税
③60歳以降の受取時、一定金額まで非課税
しかし、デメリットもありますよ。
■iDeCoのデメリット
①ファンドの選択が初心者には難しい⇒個別相談で支援
②払込が60歳までしかできない。
③原則、60歳まで払出はできない。
そこで、1つの商品ではなく、組み合わせが必要なのです。
変額保険
■変額保険のメリット
①最長80歳まで払込が可能
②死亡保障付
③ファンドが少数厳選されてるので、初心者でも分かりやすい
■変額保険のデメリット
①運用部分の元本の保障はない(死亡保障は確定)
②10年以内の解約は解約控除(手数料)が必要。
但し、10年以降は払出は自由。
興味ある方は個別にご対応させて頂きます
もし、具体的な事例があれば、個別相談で対応させて頂きますので、お気軽に活用下さい。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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