「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.103
新婚の時、保険はどうすればいいのか?お勧めの保険の選び方
先日、新婚さんにお会いしてきました。
新婚ホヤホヤという感じでした。
そして、「来月、出産なんです・・・」との事。
確かに、奥様のお腹は大きくなってましたが・・・・。
お話しを聞くと「保険は何も入ってません」
「帝王切開になったらどうしよう・・・」
*ご参考までに出産をする女性の約5.1人に1人が帝王切開で出産をされています。
併せて現在妊娠中の場合、医療保険の加入は各保険会社とも引受条件を厳しくしております。
「お金あまりないんです・・・・」
「安くていい医療保険ありますか・・・」等々、不安なんですね。
新婚さんの頭の中は医療保険で一杯のようです。
しかし、私の考えは「医療保険」の優先順位は最後です。
私自身は「医療保険」は入っていないのです。
余裕ある人は入れば、位の考えです。
そんな考えを含め、新婚さんにお話しをさせて頂きました。
医療保険に入る前に社会保障のしくみを知るべし
最近、各保険会社、競い合うように「医療保険」に力を入れておりますが・・・。
正直、私は冷ややかな目で見ております。
しかも、やたらと特約が多い。
本当に必要なのか??
高額療養費制度をご存知ですか
一度は聞いた事はあるかと思います。
医療費が高額になり、一定金額を超えた場合は払い戻しができます。
併せて、最近は「限度額適用認定書」がありますので、入院をする際は事前に準備をしておけば、自己負担は限度額まででいいのです。
■70歳未満の自己負担限度額(1ヵ月)
所得区分(報酬月額) | 自己負担限度額 | 多数該当 |
81万円以上の方 | 252,600円
(一定金額を超えた医療費)×1% |
140,100円 |
51万5千円以上
81万円未満 |
167,400円+
(一定金額を超えた医療費)×1% |
93,000円 |
27万円以上
51万5千円未満 |
80,100円+
(一定金額を超えた医療費)×1% |
44,400円 |
27万円未満 | 57,600円 | 44,400円 |
非課税世帯 | 35,400円 | 24,600円 |
つまり、多くの方の1月の医療費自己負担は57,600円~80,100円に収まる可能性が高いのです。
今、入院されている方の約3分の2は2週間以内に退院しています。
毎年、ご入院されるような方は必要な場合もありますが、確率論で考えれば、私は「自己負担限度額」を準備しておけばいいと考えております。
がん保険は必要です
しかし、「がん」だけは別です!
私の経験上「がん保険」は必要です。
但し、入ればなんでもいいのか?
それは違います。
最近のがん治療を考えれば必要な「がん保険」はこんな感じです。
■がん診断一時金あり(複数回請求可能)
■通院対応
■自由診療、治療費実費補償
しかし、残念ながら、私の知る限りでは、この3条件に対応できる「がん保険」は2社しかありません。
[参考記事]を2つ紹介です。昔のがん保険使えませんよ!
金融のプロが入る セコムのがん保険 メデイコムとは
医療費控除もありますよ
自分や家族のために支払った医療費等の実費負担額が、年間10万円(所得金額が200万円未満の人は「所得金額×5%」額)を超えた場合、その超えた金額をその年の所得から差し引く事ができます。控除できる金額の上限が200万円です。
ただし、保険金などで補てんされた場合は、その金額を差し引かなければいけません。
児童手当は全て教育資金の準備です
さて、お子様が生まれてから15歳まで毎月支給されるのが児童手当です。
(実務は4カ月毎にまとめて支給されます)
■0歳~3歳 1万5千円
■4歳~15歳 1万円
*但し、お子様が3人目になると、3人目は年齢に関係なく1万5千円です。
これは、非常に貴重な「教育資金」の財源になりますので、生活用口座とは別の口座を振込指定口座にした上で、しっかりと運用する事です。
念の為、銀行預金や学資保険では増えません。
このブログでも何度も書かせて頂きました。
「マネーセミナー」でも毎回お話しをさせて頂いております。
■積立投資
■変額保険
詳しくは「マネーセミナー」にお越し下さい。
老後資金の準備をスタートしましょう!
えっ!
結婚したばかりなんですが・・・。
必要なんでしょうか??
はい、必要ですよ!
老後の生活費をご存知ですか?
自分の年金、いくらもらえるのか、ご存知ですか??
平均寿命は?
老後破綻は??
高齢者の今の生活費の収支は???
新婚さんを脅すつもりはないのですが、次から次と話してしまいました。
夢見て結婚し、来月お子様が生まれる新婚さんには痛いお話しだったようで・・・・。
しかし、私は娘が生まれて7カ月目に銀行破綻。
全財産は紙くずに変わり、残ったのはローンだけ。
翌年は自主退職。
1年間就職浪人。
失業保険は7カ月頂きました。
無収入期間は5カ月続きました。
話せばまだまだありますが・・・。
何が言いたいのか。
生きるという事は戦いなんです!
特に若い時から「お金の勉強」は必要なんです!!
ですので、新婚さんには厳しいお話しをさせて頂きましたが、自分が縁した方には幸せになって頂きたい・・・・。
そんな思いを含め、ブログで大事な情報を発信させて頂いております。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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