「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」
<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>VOL.7
レバレッジとはリスクの大きい金融手法です!注意点を解説します!
レバレッジとは
「レバレッジ」とは「てこ」の意味です。
つまり「他人の資本を活用して、自己資本に対する利益を高める」事です。
レバレッジの具体例
■今、手元に100万円があります。
5%の金融商品で1年間運用します。
そうすると、5万円の利益が出ます。
ここで、900万円を借入し、1,000万円で5%の運用をします。
そうすると、利益は5万円から50万円に拡大。
借入金利を仮に2%と仮定。
借入利息を差し引いても(900万円×2%=18万円)32万円の利益を確保できます。
このように、他人資本(借入等)を導入することで、より高い利益を上げられることを「レバレッジ効果」を呼びます。
但し、運用利率(今回は5%と仮定)よりも、借入金利が高い時は、利益の減少、損失の拡大を招きますので、要注意です。
注意点
今や、FX(外国為替証拠金取引)では「レバ25倍」という言葉が当たり前になっております。
つまり、手元に100万円しかないのに、2,500万円の取引ができる事です。
少額で大きな利益を得ることができる可能性がある一方で、同時に資産に対してのリスクも大きくなります。
最近は「強制ロスカット」のしくみができ、FXによる破産者が減少しているようですが、あくまで余裕資金の範囲内での取引に押さえるべきです。
*「強制ロスカット」とは、必要証拠金維持率がFX業者の定める率を下回った際に発動されるものです。
分かりやすく言えば「一定割合以上の損失が発生した場合、トレーダーの意思とは無関係に強制的に(損失を確定)して、損失を証拠金内におさめるシステム」です。
金融取引の初心者にはお勧めしません。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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