「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」
<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>Vol.13
リバースモーゲージとは?わかりやすく解説
リバースモーゲージとは
「リバースモーゲージ」とは自宅を担保にした融資制度の一種で、高齢者世帯に使われています。
リバースモーゲージの特徴
ポイント1 高齢者が自宅を手放さずに借入可能
老後資金がなくなり、生活費、臨時資金が必要になった時にご自宅を担保にして借入ができます。
ポイント2 生存中は毎月の返済は不要です
利息は借入残高に組み入れられますので、借入期間中の返済は不要で、取引期間終了時に一括返済できます。
ポイント3 万一の際に一括返済です
万一の際に、ご自宅を売却する事で、一括返済になります。
運営者は誰
国(社会福祉協議会)
厚生労働省が定めた「生活福祉資金貸付制度」による貸付資金です。管轄は厚生労働省ですが、相談窓口は各自治体の社会福祉協議会になります。
金融機関
①住宅金融支援機構が行う、金融機関の住宅ローンに対する公的な信用保険です。
窓口は銀行です。
②民間の銀行が独自に取扱をしている住宅ローンです。
3メガバンクの他、地方銀行でも取扱をしております。
メリットは
自宅を所有しているが、現金収入が少ないという高齢者には、今の自宅に住み続けながら、自宅を手放す事なく、収入を確保。
併せて、毎月の返済義務はありません。
尚、借入方式は限度額を設定し
①一括で借りる
②毎月、分割で年金方式に借りる
どちらでも可能です。(自治体の場合は制限あり)
デメリットは
推定相続人全員の同意が必要になります。契約時の大きな障害にもなります。
契約の満期を迎えて、長生きをした場合に大きく2つのリスクが発生します。
①契約期間中に担保物件の評価価値が下がる。
②返済時に担保物件の売却価値が借入残高を下回る(担保割れ)
つまり、借入額が多く、将来的に担保価値を超えた場合は、生活資金の受取が停止するだけでなく、銀行から利息を含めた一括返済を求められる。
返済できない場合は、自宅も失う可能性があるのです。その場合は、保証人や相続人に迷惑を掛ける可能性もあるのです。
また、長生きをして自宅を所有すれば、自宅修繕費や固定資産税の支払い等の費用も発生します。
更に、万一の際に自宅を売却するので、自宅を子孫に相続をする事はできません。
まとめ
実は、この「リバースモーゲージ」による借入が各銀行で需要が伸びているようです。
自宅に住みながら老後資金を手軽に借入ができるという事で、高齢者の新たな老後資金の手段として注目もされております。
しかし、メリット以上に大きなデメリットもありますので、親族間で要検討、要相談をしないと、将来的に大きなトラブルになる可能性もあるのです。
一番大事な事は、若い時、早い時期から「老後資金」を計画的に準備する事であり、「お金の勉強」をする事です。
特に「年金」の知識を20代で理解された上で、50年計画で準備する事です。
それが、100歳人生を笑顔で送る為の一番の近道なんです。
個別相談もご活用下さい。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
コメント
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[…] リバースモーゲージリバースモーゲージは近年、高齢者の老後資金の準備として注目はされていますが、手軽に借入ができ、自宅を手放さずに住み続けるメリットがある反面、長生きを […]
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