「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」
<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>Vol.18
デフレとはどういう事か?デフレをチャンスに変える生き方を解説
デフレとは
「デフレ」とは継続的に物の値段が下がり続ける経済状態の事で「インフレ」とは正反対の動きです。
失われた20年とは
1997年は、私個人にとっても、日本経済全体にとっても象徴的な1年であり、様々な転機になる年でした。
消費税の増税から始まり(3%⇒5%)、拓銀、山一證券の破綻。
金融不安、景気後退、消費の低迷・・・。
実は、日本人の平均収入は、1997年をピークに下がり続けております。
つまりこの20年間、1997年を超えた年は一度もないのです。
一方で、消費税は5%⇒8%。
社会保障費も毎年上がり続けており、結果的に可処分所得(収入から税金、社会保障費を引いた手取)は減少してます。
そして、この20年間の日本経済の象徴が「デフレ」なのです。
デフレになると、企業は投資を控え、賃金の伸びも抑制します。
賃金が伸びないと、サラリーマンは消費を控えます。
結果的に物が売れない⇒物価は下がる⇒企業の収益は減少。
つまり、悪循環の連続。
そして、極めつけは2011年の東日本大震災。
ここから更にデフレは加速を続けます。
デフレの判断は?
「GDPデフレーター」という経済指標があります。
ポイントは数値が100を切れば「デフレ」を意味します。
併せて、前年同期比でプラスかマイナスかを見ます。
ちなみにIMFの資料によると2017年は102.84。
一方で2014年度から2016年3月期までは、前年同期比が全てプラスだったのが、2016年7月以降マイナスが1年間続き、2017年7月からはプラスに転換してます。
数値だけを見れば、何とか「デフレ」は脱却しているものの、何か物足りなさも感じるのではないでしょうか。
デフレは実はチャンス!
デフレと聞いただけで、気持ちが暗くなりそうですが、実はチャンスなんです。
物価は安いので大きな買い物のチャンス
特に、住宅や車は買いやすくなります。メーカーも販売会社も売りたいのです。
投資も購入のチャンス
投資の基本は何か。
口数×価格=投資の成績です。
つまり株価が下がった時、相場が下がった時は、口数を増やす絶好のチャンスなんです。
今、大事な事とは
今後の日本経済を冷静に考えましょう。
■人口は減少傾向
■少子高齢化は加速します
■社会保障制度の維持は限界です
つまり、これからは「自助」の時代です。
特に、自分の年金は自分で準備をする時代です。
「デフレ」と嘆いても誰も助けては頂けません。
特に、公的年金の増やし方、お金の増やし方を学んでいかないと、将来的に「老後破産」の現実が待っているのです。
人生100年時代を笑顔で送る為に、経済状況がどうなろうとも、年金が減らされても、自分の老後生活は自分で守る事が大事です。
一緒に「お金の勉強」をされる方を募集しております。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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