「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」
<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>Vol.24
加給年金とは?こんな特別手当があったの!わかりやすく解説します!
加給年金とは
「加給年金」とは老齢厚生年金を受給する際に、一定の条件を満たした配偶者、または子どもがいる場合に、上乗せ支給される家族手当です。
加給年金の支給要件とは
2つの要件
厚生年金の被保険者期間が20年以上ある
65歳到達時点で生計を維持している配偶者または、子がいる事
配偶者と子の要件
1.配偶者は65歳未満である事。
*但し、配偶者が老齢厚生年金の被保険者期間が20年以上ある場合は支給対象外になります。
2.子は18歳到達年度の末日までの間の子、または1級・2級の障害の状態にある20歳未満の子。
*つまり、高校3年生までの子と考えてください。
支給額は
今これから年金をご請求される方を対象に、具体例で試算すると、こんな感じです。
<配偶者が65歳未満の場合>
加給年金+特別加算合計で
390,900円(年間)
*2020年度の金額。
つまり、約40万円が、配偶者が65歳に到達されるまで支給されます。
もし、子がいれば、更に追加。
子2人まで各224,300円
3人目以降で74,800円
配偶者が65歳に到達するとどうなるのか
夫が受給している老齢厚生年金に加算されている加給年金は、配偶者が65歳になると、打ち切られます。
この時、配偶者が老齢基礎年金を受給できる場合は、一定の基準により、配偶者の老齢基礎年金に振替加算という制度があります。
しかし、生年月日により、順次減額されている状況であり、これから年金を受給される方は対象外と考えた方がいいです。
まとめ
つまり、この制度は男性の立場で考えれば、年下の女性と結婚をされた方が年金が多く貰えますよ、との事。
しかも、年齢が離れていた方が長い期間、加給年金が支給されるのです。
尚、この加給年金については、年金定期便には記載されておりません。
併せて、自分で請求しないと受給できませんので、対象者の方は、忘れずにご請求して下さい。
■年金の事がよく理解できない方
■年金を増やす方法を知りたい方
個別相談をご活用下さい。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
コメント
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