「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」
<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>Vol.38
財形貯蓄とは?わかりやすく解説します!
財形貯蓄とは
「財形貯蓄」とは勤労者財産形成制度による貯蓄制度で、勤労者が会社事業主を通して、金融機関と契約を結び、給料天引きの形で積立をする貯蓄です。
3つの財形貯蓄
財形貯蓄は、貯蓄の目的に応じて3種類あります。
財形住宅
「住宅」ですので、目的は住宅の取得や増改築費用に限定されます。
更に、メリットが2つあります。
1.「年金」と合わせて、元本の550万円までの利子は非課税です。
2.住宅購入時に融資を受ける事ができます。
*財形貯蓄を1年以上していて、残高が50万円以上ある方が対象で、残高の10倍(最高4000万円)まで、借りる事ができます。
財形年金
「年金」ですので、目的は老後生活で年金として受取る事です。
基本的には60歳以降に5年以上の年金で受取る事になります。
上記で説明の通り、「住宅」と併せて元本の550万円までの利子は非課税です。
一般財形
財形の中で、唯一目的が自由な貯蓄です。
その代わりに、税制面での優遇はありません。
財形貯蓄でいいのか?
金利の高い時の財形貯蓄は、税制の優遇措置もあり、魅力はありました。
しかし、時代は変わりました。
今、財形貯蓄の金利はご存知でしょうか?
■某銀行の財形貯蓄の金利
・一般財形(1年)0.015%
・財形住宅(1年)0.015%
・財形年金(1年)0.015%
そもそも、普通預金の金利が0.001%!
それよりはいい程度でしょうか。
しかし、これでは、非課税以前に、全く増えません。
では、具体的に試算をしましょう。
■20歳から40年間、毎月1万円を貯蓄
[払込総額が480万円]複利で試算・金利が0.015%⇒481万4500円
・金利が 3%⇒919万4500円
同じ金額を積立しても、金利が0.015%か3%では2倍近い差が出るのです。
しかし、日本人の約52%が、増えない銀行に預けている現実。
これでいいのか??
■銀行預金から脱皮されたい方
■老後資金を効率よく増やしたい方
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本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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