「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」
<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>Vol.46
標準偏差とは大事な投資指標です!初心者にもわかりやすく解説します
標準偏差とは
「標準偏差」とは、一言すれば「平均値」であり、更に追加すれば「ばらつき」の指標で、投資のファンドを選択する際に使われる重要な指標です。
標準偏差が必要な理由
投資リターンの平均点を知る
多くの方は、学生時代に「中間試験」や「学期末試験」、或いは高校受験等を経験されています。
例えば、普段成績の悪い方が数学の試験で70点取りました。
では、この70点の価値はどの程度なのか?
平均点が50点の中での70点と、平均点が80点の中での70点では、価値が全く違いますよね。
そこで、この平均点になるのが「標準偏差」と呼ばれています。
シャープレシオと併用で判断効果が倍増
2018年7月6日付の記事で紹介をさせて頂きました「シャープレシオ」と共に、投資判断の際に使われる大事な指標になります。
標準偏差の使い方
リスク(変動幅)を知る
多くの日本人は、投資と言えば、過去のリターンを重視します。
しかし、投資の世界は政治情勢や経済情勢、国際情勢等で日々大きく変動します。
では、どの程度の変動幅があるのか、言葉を言い換えれば、どの程度のリスクがあるのかを瞬時に見る事ができるのが「標準偏差」なのです。
そして、具体的には「年間平均リターン±1標準偏差に収まる確立は68.3%」
「年間平均リターン±2標準偏差に収まる確立は95.4%」と見ることができます。
例えば、平均リターンが8%、標準偏差が15%であれば、
■1年後にリターンがプラス23%~マイナス7%に収まる確率は約68%
■1年後にリターンがプラス38%~マイナス22%に収まる確率は約95%という事になります。
ポイント
ですので、ポイントは2点です。
①リターンだけでは判断しない。
②標準偏差は小さい方が安心できる。
標準偏差の確認方法
証券会社によって、標準偏差を公表している会社と公表していない会社があります。
では、公表していない会社はどうやって「標準偏差」を確認するのか?
2018年7月6日付のブログ「シャープレシオ」でも紹介しました「モーニングスター」のシャープレシオランキングから見る事ができます。
但し、個別のファンド毎にクイックしないと「標準偏差」を見る事はできません。
一度試してみて下さい。
まとめ
はい、という事で、「積立投資」はしたいが、「どのファンドを選んでいいのか」、「選定規準が分からない」、という方には「シャープレシオ」と「標準偏差」は大きな味方になるのではないでしょうか。
更に、理解を深めたい方は、個別相談をご活用下さい。
大きなヒントが見つかります。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
コメント
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