代償分割

相続・事業承継

皆様、おはようございます。

誰でも分かる金融用語・金融商品辞典」Vol.52

本日は「代償分割

 

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■7月26日(木)18時30分

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代償分割」とは、相続が発生し、複数以上の相続人がいて、平等分割が難しい時に、一旦特定の者が被相続人(亡くなられた方)の遺産を取得し、その代償として、特定の者が自己の固有の財産を他の相続人に渡す方法です。

その際、代償交付するお金を「代償交付金」といいます。

 

 

代償分割が必要な理由

昨日の「争族」にも関連しますが、「遺産相続」の基本は平等です。

しかし、現実は遺産相続財産の多くが不動産で、その価額は時価で評価します。

ですので、被相続人(亡くなられた方)の相続財産だけで、残された相続人全員に対して、平等に遺産相続をする事は、かなり困難なのです。

 

そこで、相続人の中から、特定の者(多くは長男)が、まずは遺産を相続した上で、特定の者が、他の相続人に「代償交付金」を渡す事で、結果的に平等な遺産分割ができるのです。

 

 

具体的な代償分割方法

 

例えば、相続人は長男と次男。

相続財産は不動産が5000万円。預金が3000万円。

 

長男が不動産5000万円を相続。次男が預金3000万円を相続。

そうすると、2000万円の差額が発生しますので、長男が、次男に1000万円の代償金を渡します。

 

但し、現実は、手持ちの現金がない為に、生命保険を活用します。

 

 

その活用方法も2パターンあります。

①契約者も被保険者も被相続人で、受取人を次男にする。

*この場合、次男は保険金を受取っておきながらも、死亡保険金は相続財産でない為に、長男に対して遺留分の減殺請求をする権利が残ります。

遺留分の減殺請求を封じる為に、次男が自発的に「遺留分の放棄」を家庭裁判所に行えば問題はありませんが、現実はスムーズにいきません。

更に、「代償分割」の趣旨は特定の財産を受取った相続人が「自らの財産を持って代償する」事であり、次男としては納得がいきません。

そこで②です。

 

契約者は長男、被保険者は被相続人、受取人は長男

*長男は受取った保険金の中から代償金を払う。

尚、長男には所得税(一時所得)が課税されます。

 

また、保険料負担者である長男に保険料の捻出が厳しい場合は、被相続人から、生前中に保険料分を贈与して頂く方法もあります。

 

いずれにしても、「争族」にせよ、「遺産分割」にせよ、相続が発生する前からの対策が重要です。

我が家は「資産がないから大丈夫」と思っている方が、実は一番問題なのです。

 

ご心配の方は、「個別相談」をご利用下さい。

 

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

 

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