「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.120
「老後貧乏・・・」
「老後破産・・・」
最近は、次から次と老後不安になるような情報が発信されております。
「あれもしなければいけないのか」、
「いやこれはできない・・・」
「これはどういう事だ・・・」
老後について、多くの方は不安を抱いております。
しかし、実は普通の事を当たり前にやれば、老後生活は安泰なのです。
つまり、基本知識を理解し、最低限の行動ができれば、何も心配は入りません。
むしろ、長くなるだろう人生を大いに楽しむべきなのです。
本日は、誰にでもできる老後の準備についてメッセージを送らせて頂きます。
老後生活の基本は年金の活用
日本の社会保障制度は、世界の中でも非常に優れております。
しかし、その社会保障制度のしくみを知らない方が多いのが問題です。
特に年金制度は、老後生活を送る上で、一番重要ですので、まずは制度のしくみを正しく理解する事が重要です。
年金制度は国民の最大の財産です
「国民皆年金」とは、全ての国民が何らかの公的年金制度の適用を受けている状態です。
サラリーマンの方、公務員の方であれば、何もせずとも自動的に年金制度に加入しておりますので、問題はありません。
但し、自営業、フリーランスの方で「国民年金」に加入されていない方は要注意です。
様々な事情や年金制度に対しての誤解等もあるかもしれませんが、年金未加入というのは、自分自身が一番損をします。
もし、年金制度に不安を感じている方がおりましたら、下記の記事を読んでみて下さい。
2018年5月28日付
『年金制度が破綻する確率が0.1%以下である根拠』
併せて、年金制度は、全国民の財産であり、
全国民が協力して成り立っております。
皆様の力で持続・成長させていきましょう!
年金制度の上手な活用方法
せっかく優れた制度があっても、知らなければ損をします。
まずは、今すぐにできる事をやってみましょう。
1.年金定期便で自分の年金記録を確認する
「消えた年金記録事件」を覚えていますでしょうか?
今さら国を批判する気持ちではないのですが、現実信用が失墜されました。
ですので、自分の事は自分で守るしかないのです。
そのスタートが「年金記録」の確認です。
年金記録の「加入期間」が確認できれば、次は将来受取る『年金額』です。
残念ながら、50歳未満の方は、自分で計算をしなければ分かりません。
50歳以上の方については、あくまで予想ではありますが、「年金額」が記載されておりますので、確認をしてみて下さい。
年金記録の見方が分からない方は、お気軽に相談を下さい。
2.繰下げ請求を計算してみる
昭和36年4月2日以降生まれの方は、原則65歳以降の年金請求になりますが、請求時期を遅らせる事で、年金額を増やす事ができます。
これを「繰下げ請求」と言います。
詳しくは、下記の記事を読んでみて下さい。
『年金の繰下げ請求』
資産形成のポイントはどこまでも基本が大事
今の時代は低金利で、銀行に預金しても増えません。
しかし、約52%の日本人が銀行預金で運用されている事実。
なぜか?
投資の基本を理解されていないから、一歩踏み出せないのです。
私の周りにいる税理士や弁護士の先生ですら、「投資」に関しては、全く理解をされておりません。
日本という国は「投資教育」をしませんので止むを得ないのです。
投資の基本は
投資の成績=量(口数)×価格
*多くの日本人の誤解は「量」が抜けております。
つまり目先の「価格」しか見ないのです。
更に、大事なキーワードを3つ
1.長期
2.積立
3.分散
本来、この基本は、販売をされている証券会社や銀行に説明義務があると思います。
しかし、実際金融機関がやっている事は
1.回転売買(短期運用の繰り返し)
2.特定商品ばかり販売(手数料ありき)
結果的に購入者の運用が増えません。
つまり、残念ながら自分本位の販売をされている銀行が多い、という現実です。
ですので、まずは、基本を守る。
基本通りに行動する事です。
誰にでもできる資産運用
では、具体的にどうすればいいのか。
まずは、基本に合わない商品、手法は廃除すべきです。
例えば、こんな感じです。
■短期間で利益を追求するような商品
■特定商品にまとまった金額を投資する
最低でも10年以上、推奨は20年以上。
長ければ、長い程「投資成績」は良くなります。
そして、一時払よりは積立です。
長期複利です。
それに該当する商品を選択すればいいのです。
例えば
1.iDeCo
2.つみたてNISA
3.米国ゼロクーポン債
補足しますが、
■iDeCoとつみたてNISAは金融庁も推奨しておりますので、税制の恩恵があります。
使わないと損です。
■米国債は30年固定の複利運用。
ドル建で元本保証付です。
『米国ゼロクーポン債』の記事です。↓
では、毎月の金額はいくらからできるのか
■1~2は、5,000円
(ネット証券では1,000円でも可能)
■3は10,000円
(但し、取扱をしている証券会社は私の知る限りは札幌の1社だけです)
つまり、お気軽にスタートできます。
但し、金融商品に完璧な商品は存在しません。
例えば、こんな点に注意です。
1.iDeCo:60歳まで引き出しできず。
ファンドの選択が難しい。
2.つみたてNISA:iDeCoと違い、毎月の掛金は所得控除適用なし。
ファンドの選択が難しい。
3.米国債:インフレには対応せず(固定金利)。
30年後の大幅な円高には注意。
ですので、一つの商品に限定するのではなく、複数以上の商品を組み合わせる事でリスクを減らしながら、確実なリターンを確保できるのです。
併せて、金融商品は複雑です。
まずは、商品の特性を理解しながら始めてみてください。
年金の事、お金の増やし方が分からない方は『個別相談』をご活用下さい。
学校も国も教えて頂けない、大事なお金の話しを聞いてみませんか。
全国対応をさせて頂いております。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
コメント
高橋さんご無沙汰してます。
できるかぎりその日のブログはチェックさせていただいております。
毎日の更新!!敬服いたします。
実は現在高校3年の次男坊が投機と投資に興味を持っており、マネーセミナーへ連れて行こうかどうか悩み中です。
SNS世代でどこから情報を得ているのかは不明なので、きちんとした話を聞かせたいと思っております。
その際はよろしくお願いいたします。