「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」
<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>Vol.56
「目論見書」とは投資信託を購入する際の大事な判断ツールなのです!
目論見書とは
「目論見書(もくろみしょ)」とは、投資判断に必要な重要事項が説明された書類で、通常は有価証券を購入する前に投資家に渡されます。
投資信託説明書とも呼ばれております。
*対象になる主な有価証券は「株式」「社債」「投資信託」等で、国債や地方債には発行されません。
尚、「目論見書」には、購入時に交付が義務付けられている「交付目論見書」と、投資家から請求があった場合に渡す「請求目論見書」があります。
説明書の内容は
基本的には、記載項目等は全て統一されております。
ファンドの目的・特色
何を目的として、どこに、何に投資しているのか。
ファンドのしくみや運用方法はどうなっているのかが記載されています。
投資のリスク
価格変動リスク、為替変動リスク、金利変動リスク等、商品ごとにどのようなリスクがあるかについて記載されています。
運用実績
基準価額や純資産総額の推移、分配金の推移、年間収益率の推移等、投資信託の過去の運用実績を確認できます。
手続・手数料等
ファンドの購入単位、購入時の手数料や運用中の運用管理費用、ファンドにかかる税金等、ファンドにかかる諸費用等について記載されています。
ここがポイント
おそらく、初めて見た方で、内容を理解する事はかなり困難です。
見た事も聞いた事もないような言葉がたくさん書かれております。
その上で、大事なポイントです。
まずは、自分の運用目的(方針)を明確にする事。
例えば、短期運用なのか、長期運用なのか。
どの程度のリターンを期待しているのか。
分散されているのか、投資先に問題はないのか
投資の基本は分散です。
一部の偏った企業に集中されていないか。
ファンドの安全性やリスクの確認
未来は誰も予測できませんが、過去の実績は確認できます。
年間収益率の推移や分配の推移。
更に月間レポートも活用しながら期間別騰落率を確認します。
手数料の確認
特に、販売時手数料や信託報酬がどの程度なのかを確認する。
以上が、最低限の確認事項になります。
不安な方は、個別にご相談下さい。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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