「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.123
年金を増やす裏ワザがある!
人生100年時代を笑顔で送る為に、何が大事なのか。
健康は当然として、生活全般を考えれば、やはり年金です。
①まずは、自分の年金が
何歳から受給できるのか、
②いくらもらえるのか、
③そして、増やす手段はないのか。
この3点が基本であり、スタートです。
年金を知らずして、
投資しましょう
ドルで運用しましょう
というのは、順序が逆なのです。
何事も基本が大事なのです。
基本を無視して応用をしても成功できません。
本日は、ズバリ、年金の増やし方についてです。
年金の支給額は増やせる!
日本の年金制度も様々な改定を重ね、今現在は国民年金と厚生年金に集約されます。
そして、何も知らず、何もしなければ、当たり前の年金しかもらえないどころか、誤った選択をすれば、本来もらえる年金よりも少なくなる可能性もあります。
更に、モデルケースで年金を受給できた世帯でも、年金だけで生活をする事は困難なのが現実です。
*モデルケースとは、厚生労働者が公表しているモデル世帯の年金受給世帯の事。
具体的には、ご人が会社員で40年間勤務(厚生年金保険に加入)、奥様はほぼ専業主婦だった場合、夫婦2人でもらえる年金額は、平成30年度で22万1277円です。
ですので、年金額を増やす事は、非常に大事です。
ここで、確認したい事は、年金を増やす手段は2段階で検討する事です。
①年金受給前の段階で、
年金の基礎の金額+自分年金を増やす。
*つまり公的年金と自分年金、両方を増やす。
②年金を受給しながら、年金を増やす。
*つまり、もらった年金の一部を投資して増やすのです。
しかし、残念ながら、ここまで検討し、実行されている方は極めて少ないのが現状です。
そこで、本日は、具体的に年金を増やす方法についてご提案させて頂きます。
フリーランスの年金の増やし方
最近、増えてきたフリーランスの方。
そして、ほとんどの方が国民年金に加入されております。
*残念ながら、年金未加入の方も多いです。
では、40年間、保険料を払い続けて、年金をいくらもらえるのか?
残念ながら、満額でも1月で64,941円(平成30年度)。
これでは、生活はできません。
そこで、今すぐにできる対策を2つご提案です。
付加年金に加入
毎月、僅か400円を払い込むだけです。
払い込んだ月数×200円分が、年額の上乗せになります。
期間が長ければ長い程、実は凄く効率性のある増やし方です。
仮に、10年間付加保険料を払い込むと
■付加年金保険料は
400円×120カ月=48,000円
■受取る年金上乗せ額は
200円×120カ月×10年=24万円
つまり、払い込んだ保険料の5倍です。
これが20年ですと10倍
30年ですと15倍です。
まだやられていない方は地元の市役所、区役所で手続きを進めて下さい。
iDeCoに加入
このブログでも、何度も推奨をさせて頂きました。
特に、iDeCoは、自営業・フリーランスの方に一番適している年金の上乗せ手段です。
どこが、最適なのか?
①毎月払い込む掛金が、全額所得控除できる。
②+運用中も非課税。
③60歳以降に受取る時も、一定金額までは非課税。
つまり、国も推奨しているのです。
やらないと損なのです。
通常、どの金融機関も、毎月5,000円からスタートできます。
そして、掛金の上限もフリーランスの方であれば月額6万8000円までできます。
iDeCo具体例
では、今30歳の方が毎月1万円iDeCoで運用をスタートしたとします。
■60歳までに払込む掛金総額は360万円
■5%で運用できれば、受取総額は約818万円
そして、まだ続きがあります。
払込は60歳までしかできませんが、ここから818万円を更に10年間運用。
■10年間5%で運用できれば、受取総額は
約1,332万円
仮に、毎月の掛金を3万円にすると
■60歳までに払込む掛金総額は
1,080万円
■5%で運用できれば、受取総額は
約2,456万円
■更に、10年間5%運用できれば、
受取総額は約4,000万円
ここまで増やせたら、かなり安心できますね。
『iDeCo』について詳しく知りたい方↓
今、30歳の方、毎月3万円を目標にチャレンジしませんか。
2018年5月21日に
「フリーランスの老後に必要な自己資金は4000万円」という記事を書かせて頂きました。
是非、こちらも読んで頂きたいです。
会社員の年金の増やし方
会社員でも、大手企業に勤務の方、公務員、中小企業に勤務と、勤める企業により実は大きな違いがあります。
具体的には大きく2つです。
①退職金制度がある
②企業年金制度がある
この2点だけを見ると、やはり大手企業と公務員勤務の方は、非常に有利なんです。
しかし、現実は中小企業にお勤めの方が多く退職金は僅か、企業年金制度もない方が多いです。
そんな方を対象にした方へのご提案です。
公的年金の年金額を増やす
公的年金を増やす手段があります。
それは、年金の計算式に隠されています。
ポイントは2つです。
①4月~6月の給与を増やす。
年金に反映されるのは、毎年4月~6月の3ヶ月間に支払われる給与の平均がベースになります。その金額が報酬月額になります。
更に、細かく言うと、等級なのです。
■報酬月額が30万円の方⇒22等級で
月額30万円
■報酬月額が31万円の方⇒23等級で
月額32万円
*つまり、給与の月額が30万円と31万円では、年金の計算においては2万円の差額が生じます。
ですので、ここまで意識しながら、4月から6月の給与を増やす努力が必要なのです。
②厚生年金の加入期間を増やす。
国民年金の場合は、上限が40年と決まってますが、厚生年金には上限がありません。
ですのでなるべく70歳まで厚生年金を払いながら働く事が、将来の年金額に影響します。
iDeCoの活用(30歳の方が60歳まで運用するケース)
■iDeCo 毎月1万円を投資
・払込金額総額 360万円
・60歳時受取総額 818万円
(5%で想定)
⇒818万円を原資で10年間更に5%で運用。
818万円⇒1,332万円
(70歳時受取総額)
変額保険の活用(30歳男性が加入するケース)
■変額保険 毎月5千円×2口
①1口は65歳まで35年間の
払込総額210万円
⇒65歳時受取総額456万円(6%で想定)
*余裕あれば、ここから10年間再運用
⇒456万円⇒581万円(5%で想定)
②1口は75歳まで45年間の
払込総額270万円
⇒75歳時受取総額877万円
(6%で想定)
*3%の場合は330万円
ご参考までに、某A生命の変額保険の、直近5年間の運用実績です。
■安定成長バランス型 5.19%
■積極運用バランス型 6.95%
■日本株式プラス型 8.47%
■外国株式プラス型 11.00%
尚、変額保険には、死亡保障が1口につき約399万円が付保されています。
また、ファンドについては、毎月変更は可能です。
『変額保険』について詳しく知りたい方↓
現役FPはこうやって年金を増やす
基本は繰下げ請求
人生100年時代の年金の基本は、やはり繰下げ請求の活用です。
本来、65歳の受給を70歳以降に遅らせる事です。
仮に、5年間年金の請求を遅らせると、42%の増額になります。
キーワードは「繰下げ請求」です。↓
例えば、厚生年金で65歳から月15万円をもらえる予定の方は、5年間待てば、もらえる金額が一気に213,000円になります。
ですので、毎月受取る金額が何と63,000円増えるのです。
80歳までは分散投資
投資の基本は長期・積立・分散です。
地道なようですが、基本を忠実にやられた方が、笑顔の老後生活を迎えます。
その上でポイントです。
①値動きの違うファンドで複数分散運用。
②分配金は受取らず、再投資する。
③受取った年金も、月5000円で投資する。
最後に、一番大事なポイントです。
①早く始める(準備する)
②長く続ける
つまり、何もしない事が最大のリスクです。
このブログを読まれて、よく理解できない方もいらっしゃるかと思います。
分からないまま、放置をされて損をするのは、自分自身です。
不安な方は『個別相談』をご活用下さい。
必ず、大きなヒントが見つかります。
お待ちしております。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
コメント
[…] https://nobu0824.com/2018/08/13/年金を増やす裏ワザがある!会社員・フリーラン/ […]
[…] https://nobu0824.com/2018/08/13/年金を増やす裏ワザがある!会社員・フリーラン/ […]
[…] https://nobu0824.com/2018/08/13/年金を増やす裏ワザがある!会社員・フリーラン/ […]
[…] https://nobu0824.com/2018/08/13/年金を増やす裏ワザがある!会社員・フリーラン/ […]
[…] https://nobu0824.com/2018/08/13/年金を増やす裏ワザがある!会社員・フリーラン/ […]
[…] 年金を増やす裏ワザがある!会社員・フリーランスの年金支給額の増やし方人生100年時代を迎える上で、大切なのはやはり年金です。年金を増やす知識を若い段階で理解し、具体的に実 […]