30代の貯金平均額は529万円!独身・既婚別に紹介

世代別ライフイベント

知らないと人生を10倍損する金のしくみ」Vol.125

30代の貯金平均額は529万円!独身・既婚別に紹介

30代となると、多くの方が独身生活から独立し、結婚、子育て、住宅購入と、人生の大きなライフイベントが続く時期であります。

 

併せて、大きなお金も動く時期でもあります。

 

では、自分の事は差し置いて、他の30代の方はどれ位貯金をしているのか?

更に、今後はどの程度のお金が必要になるのかが気になる時期でもあります。

 

そんな疑問にお答えします。

貯金額平均を知る前に・・・中央値・平均値って?

貯金額の平均は統計で知る事ができます。

その際に出てくる言葉が「中央値」と「平均値」です。

 

中央値とは、全ての統計を並べた時に、真ん中にくる数字を指します。

平均値とは、言葉の通り、全ての統計の平均の数字を指します。

 

では、どちらを見ればいいのか?

 

平均値で見ると、実は一部の貯金額の高い方の影響で、全体の数字が上がる事があります。

ですので、中央値を見た方が、現実の平均を知る事ができます

 

30代の貯蓄/貯金額の平均は約529万円

独身30代の貯金額

金融広報中央委員会の平成29年家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]によりますと、30代独身の「金融資産の平均」は589万円です。

 

但し、中央値は何と83万円

 

つまり、既に1,000万円以上貯蓄されている方が、全体の約19%もいる一方で、貯蓄がほとんどできていない方の割合の方が高いので、平均値と中央値で大きな開きとなったようです。

 

ちなみに、一番多い階層は貯蓄額100万円未満です。

 

中々、貯蓄が進んでいないのが現実です。

 

2人以上の世帯の貯金額

金融広報中央委員会の平成29年家計の金融行動に関する世論調査[2人以上世帯調査]によりますと、30代の「金融資産の平均金額」は470です。

但し、金額別の割合では1,000万円以上の方が約11%いる為に、平均値の数字が高めになっています。

 

一方で、中央値では、200万円です。

参考までに、一番多い階層は500万円以上700万円未満が8.8%です。

 

やはり、ご結婚をされ、堅実に貯蓄をされる方が多いようです。

 

30代でも貯金ゼロの人はいる

30代の平均貯蓄の金額を聞くと、意外と多いのでは?

と心配をされる方も多いかと思います。

 

実は、30代でも貯蓄ができていない方、つまり貯蓄ゼロの方もおります。

2人以上の世帯では

全体の33.7

 

 

そして、独身世帯では何と

40.4%

 

 

つまり、貯蓄額の平均は529万円でも、全体の3人に1人は貯蓄ができていない。

これが、現実なのです。

 

安心しましたでしょうか。

いやいや、安心してはいけないのです。

 

このまま、貯蓄がない状態が続けば、どうなるか?

●結婚ができない・・・。

●マイホームが購入できない・・・。

●車が買えない・・・・。

 

更に人生100年時代を考えれば、やはり長くなるであろう老後の生活です。

 

以前、『貯金がない状態で老後を迎えると一体どんな生活になる?』という記事を書かせて頂きました。

ご参考までに・・・。

貯金がない状態で老後を迎えると、一体どんな生活になる?
日本人の平均年収は1997年をピークに減少しております。そして、今50代の方で貯蓄がゼロの方の割合が、全体の約3割です。では、このまま貯蓄がないままの状態で老後生活を迎えると、どうなるのか?解説です。

 

30代からのライフイベントに備える

30代で一番大きく動くライフイベントは、やはり住宅購入です。

 

ARUHI(住宅ローン専門の金融機関)が2017年に住宅購入経験者に興味深いアンケートをされていました。

『住宅購入時に子どもの年齢はいくつでしたか?』

1位:乳幼児

2位:妊娠中

 

つまり、お子様の出生のタイミングで住宅購入をされている方が多い、という事です。

 

実は、この考え方は、理に適った素晴らしい決断なのです。

理由は2つ

1.お子様の教育資金のピーク(18歳)までになるべく長い時間を利用して住宅ローンを返済しながら、教育資金を貯める事が重要である事。

 

.35年の住宅ローンであれば、30歳にスタートすれば、退職時期の65歳までに完済できる。

 

 

つまり、結論を言えば、住宅ローンを組むタイミングは、お子様が0歳~5歳がベストなんです。

 

 

 

そして、住宅資金に続き、大きなライフイベントはお子様の教育資金です。

 

お子様1人、大学を卒業するまでにかかる費用は約1,000万円

 

しかも、この1,000万円というのは、幼稚園から大学までオール公立をイメージした金額です。

 

 

仮に、幼稚園から大学までオール私立だと、約2,500万円!

 

更に、お子様が医者になりたい!

となれば、私立大学の6年間だけでも2,000万円~5,000万円

 

そうなると、住宅資金以上の負担になります。

 

但し、最近は教育費の無償化の動きもありますし、奨学金も充実してきましたので、必ずしも一度に大きな金額を負担する訳ではありません。

 

 

そして、最近人生の3大支出として、注目されてきたのが、老後資金です。

 

 

実は、私のブログで1番読まれている記事がこちらの記事なんです。

『今の年金生活者の実態とは』

年金生活者の実態とは?老後生活が始まる前に現実を知る事が大切です
今の高齢者の年金生活費の収支は、約5万5千円の赤字です。では、その赤字の要因は何なのか?更に生活に困窮する高齢者、生活保護を受給される高齢者が増えています。その実態を解説です。

 

そして、2番目に読まれている記事がこちらです。

『老後破産の現実はこうだった!実例で見る老後破産』

老後破産の現実はこうだった!実例で見る老後破産
NHKスペシャルで一気に注目された老後破産。現役FPが見た老後破産の実例を紹介、老後破産の3つの原因、老後貧乏にならないための4つの方法をまとめています。

 

つまり、老後生活に不安を感じている方が多い、というのが現実です。

なぜ、不安なのか?

 

 

理由は大きく2つあります。

1.収入が中々増えない。

2.金利も低く、お金の増やし方が分からない。

 

1については、残念ながら、急激に好転する事は無理です。

しかし、2については改善の余地は十分にあります。

 

ポイントは2つです。

1.公的年金を賢く増やす。

2.自分年金を早い時期から準備をする。

 

 

実は、この2つだけ、正しく理解し、実行すれば、老後生活の不安は解消できます。

ほとんどの方が解消できないから、不安なのです。

 

では、どうすれば、この2つのポイントを解決できのか?

 

答えは、全て、私の開催する『マネーセミナー』でお伝えしております。

セミナーの大きな柱は2つです。

 

■公的年金を多くもらえる方法

■お金を増やす基本

 

ご参加される方は、ほとんどが初心者です。

日本ではお金の勉強をする機会がないので、多くの方は、1度では理解できなく、2度、3度と参加をして頂きます。

多い方で5回参加をされております。

 

そして、何度もご質問をされます。

 

 

そして、個別相談を受けた方は、ほとんど安心されます。

なぜか??

 

 

65歳からもらえる年金額を、その場で計算してご説明をさせて頂いております。

 

更に、年金を増やす方法もお伝えします。

 

それだけで、安心できるようです。

 

個別相談」の申込は「サービスメニュー」から←クイックして申込を!

 

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

コメント