年金を増やすためにできる4つのこと

公的年金

知らないと人生を10倍損するお金のしくみ』Vol.129

年金を増やすためにできる4つのこと

今月も、たくさんの皆様にお会いし、様々な相談を承りました。

そこで、改めて感じたテーマの1つが

年金なんです。

 

大きく2つ

①自分がもらう予定の年金額が分からない

②年金の増やし方が分からない

 

そもそも、年金がいくらもらえるのかが分からないと、

①老後の生活設計の準備ができない

②生命保険の必要保障額も計算できない

 

ですので、年金の知識は非常に大事です。

 

そこで、本日はズバリ年金増額について

 

国民年金を増額するためにできること

付加年金

このブログでも、何度も紹介をさせて頂きました「付加年金

 

ポイントは1つ

月額僅か400円です。

 

2年で元(払込金額の)が取れる。

払込期間が長ければ長い程得をする。

 

では、具体的に紹介をさせて頂きます。

払い込んだ月数×200円分が、年額の上乗せになります。

 

つまり、期間が長い程、効率性が高いのです。

 

仮に10年間付加保険料を払い込むと

■付加保険料は400円×120カ月=48,000円

 

■受取る給付は200円×120カ月×10年=24万円

 

つまり、払い込んだ保険料の5倍です。

 

これが20年ですと10倍

30年ですと15倍です。

 

繰下げ請求

私が1番推奨しているのが「繰下げ請求」です。

 

本来、年金は65歳で請求できますが、1年以上遅らせましょう。

そうすれば、年金も増額されます。

 

基本的には1月につき0.7%の増額になりますので、

5年間遅らせると、何と

 

42%の増額!

 

令和2年度で国民年金の満額は。

月額で65,141円

*満額とは、40年間保険料を払い込んだケース。

 

これを5年間遅らせると(つまり70歳で請求

92,500円

 

月額で約2万7千円の増額です。

しかも、終身です。

 

70歳まで待てない、という方は66歳以降であれば、月単位で請求可能です。

 

併せて、2022年4月以降は75歳まで選択が可能になります。

任意加入制度

あまり聞きなれないのが「任意加入制度」です。

 

本来、20歳から60歳まで40年間、保険料を払う事ができれば理想です。

しかし、、40年間の中ではやむを得ない事情により保険料が払えない。

 

そして、結果的に年金額が少なくなる。

 

実は、そういう方々が多いのです。

 

そこで、そういう方々を救済する手段として「任意加入制度」があります。

 

ずばり、本人の申し出により

60歳以上65歳未満」の5年間に保険料を納める事で、65歳から受取る年金額を増やす事ができます。

 

4つの加入条件

①日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満の方

②老齢基礎年金の繰上げ支給を受けていない方

③20歳以上60歳未満までの保険料の納付月数が480月(40年)未満の方

④厚生年金保険に加入していない方

 

具体的にメリットがあるのか検証

■5年間加入した場合の納付保険料総額

*保険料は令和2年度の保険料で試算

16,540円×12カ月×5年=992,400円

 

■5年間納付した場合の年金増加額(年額)

97,512円

 

■65歳から受取る年金の増加額

・70歳:約 487,560円

・75歳:約 975,120円

・76歳:約1,072,632円

・80歳:約1,462,680円

 

つまり、

76歳以上長生きすれば、お得なんです!

 

前納制度

前納制度は、年金額を増やすのではなく、払込む保険料を少なくする お話しです。

 

■現金納付よりは口座振替かクレジット払

■毎月納付よりは、前納でまとめて払う

 

これが、期間が長ければ、割引感も高くなります。

 

では、具体例で

■口座振替で2年分を前納した場合

・令和2年度の保険料は

16,540円×12カ月=198,480円①

 

・令和3年度の保険料は

16,610円×12カ月=199,320円②

 

①+②=397,800円

 

・前納の保険料は381,960円

 

つまり、2年間の割引額が15,840円

 

毎年、保険料の見直しがありますが、単純にこの割引額を40年間続けると

15,840円×20年=316,800円(割引額累計)

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更に、クレジット払いでも、同様の割引があります。

 

クレジット払いでの割引は口座振替よりは、小さいのですが、ポイント還元率を考慮すれば、口座振替以上のメリットが出る場合もあります。

厚生年金を増額するためにできること

繰下げ請求

やはり、国民年金と同様に、最大のポイントは「繰下げ請求」になります。

 

増額率も、しくみも同じですので、仮にモデル世帯の方が、繰下げ請求をされた場合の年金額を確認しましょう。

 

■モデル世帯の方が65歳から厚生年金を請求

・年金額 約22万

 

⇒70歳から繰下げ請求した場合

・年金額 約31万3千円(42%増額)

 

つまり、毎月の年金額が何と、

約9万3千円増額!

 

・年間で約111万円増額!

 

ですので、70歳まで仕事をして、安定した収入を確保する事が大事です。

 

在職老齢年金の注意点

今や、60歳を過ぎても働く事は当たり前に時代になってきました。

 

そこで、注意したいのが「在職老齢年金」の存在です。

 

仕事をしながら、年金をもらった場合に、給料と年金の合計額が一定の金額を超えた場合は、年金が一部カットされます、との制度です。

ここで、要注意なのが、65歳以上で働く方で収入が多い方です。

 

具体的には、本来65歳からもらえるはずの年金額(月額)と標準報酬(給料)の合計額が47万円を超えた場合に、超えた金額の2分の1が支給停止(厚生年金部分)になります。

 

最初から、「繰下げ請求」を考えている方は、どうせ70歳まで請求しない。

だから、自分には関係ない事、と思うのが普通です。

 

ところが、「在職老齢年金」と「繰下げ請求」のしくみは複雑で、仮に在職中に年金を請求しなくても、支給停止になった金額は、70歳以降に「繰下げ請求」した場合に大きな影響が出ます。

 

42%の増額の計算をする際に、例えば本来150万円に対して42%の増額計算をする予定が、在職支給停止額を差し引いた金額での42%の増額になります。

 

つまり、収入の高い方は要注意です!

 

詳しくは、社会保険労務士さんに試算をして頂いてみてください。

 

繰下げ請求について、更に詳しく知りたい方は下記の記事もご参照下さい。

 

 

最後になりますが、具体的に毎月いくら位の年金を増やせばいいのか?

参考になるのが、今の年金生活者の実態です。

 

詳しくは、こちらの記事をご参照下さい。

 

今現在の年金生活者の収支は赤字です。その金額は

約5万5千円!

 

ですので、目標としては、6万円が目安になります。

では、その為に、今できる事は何なのか?

 

最有力候補は、やはり年金の繰下げ請求です。

 

そして、その為に大事な事は70歳までの生活費の確保であり健康です。

 

今できる事を確実に実行する事です。

 

どうしていいか分からない方は、

個別相談をご活用下さい。

個別相談に申込します

 

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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