ドル建終身保険

命を守る

皆様、おはようございます。

誰でも分かる金融用語・金融商品辞典」Vol.74

本日は「ドル建終身保険

 

 

ドル建終身保険の特徴

1.払込も受取りも運用もドル建

*つまり、毎月の保険料や将来受取る保険金も為替により変動します。

 

2.利率が高い

*日本の生命保険の予定利率は0.25%

ドル建終身保険は3%前後です。

 

ドル建終身保険のメリット

1.国内の生命保険よりも金利が高い

■国内生保は、日本国債を中心に運用⇒0.05%~0.1%

 

■ドル建終身は、米国債を中心に運用⇒2.8%~3.2%

 

 

2.保険料が安い

予定利率が高いので、国内の終身保険よりも、割安の保険料で保障を確保できます。

 

 

3.円安になった場合に解約返戻金が多く受取れる

[某M社のパンフレット例]

■被保険者:30歳男性

■保険料払込期間:15年

■保険期間:終身

■保険金額:10万USドル

 

■65歳時点の払込保険料累計

42、912USドル

■65歳時点の解約返戻金額

63、381USドル

 

仮に、為替相場が、契約時から解約時まで110円で続いた場合

■65歳時点の払込保険料累計

4、720、320円

■65歳時点の解約返戻金額

6,971、910円

 

つまり、利益相当額が、なんと約225万円!

 

そして、解約時の為替が120円になった場合7,605、720円

 

ドル建終身保険のデメリット

1.毎月の払込保険料が変動する

*上記の例で、月の保険料は238.40USドル

110円:26、224円(最近の為替相場)

120円:28、608円

*円安になれば高くなる

 

100円:23、840円

*円高になれば安くなる

 

2.商品が複雑

全て、ドル建表示されますので、高齢者、初心者には分かりづらいです。

 

3.所定の費用・手数料がかかります

通貨交換時には為替手数料がかかります。

また、USドルの払込・受取りの際に各種手数料が必要になる場合があります。

 

4.解約時に円高で、元本割れするリスクもあります

例えば、上記の例で試算をします。

 

■65歳時点の払込保険料累計:42、912USドル

仮に、為替が110円で続いた場合4、720、320円

 

■65歳時点の解約返戻金額:63、381USドル

仮に、為替が74円まで円高になった場合⇒4、690、194円

 

この場合は、元本割れです。

 

まとめ

かつて、日本の生命保険の予定利率は1985年4月~1990年3月までは高かったのです。

■20年超:5.5%

■10年~20年:6%

■10年以内:6.25%

 

2017年4月より1%だった予定利率は0.25%まで下がりました。

 

つまり、保険料は割高になってます。

 

併せて、銀行の定期預金金利、国債利率も0.01~0.1%程度です。

 

ですので、米ドルで運用する事も、米ドルを資産として保有する事も自然の流れであり、当然の選択肢になります。

 

しかし、一方で注意する点が2つあります。

 

 

1.全体の中での、米ドルの資産割合を決めておく

つまり、金利は高いとはいえ、リスクもあります。

全てを米ドルにするのはNGです。

 

例えば運用資産の30%~50%にする。

そんな、ルールを決めておく事が大事です。

 

2.為替の予測は誰にも分かりません

やはり、一番怖いのは、為替です。

2011年10月31日の為替は?

 

75.54でした

 

将来的に、大幅な円高になった場合に、元本割れになる場合のリスクも承知する覚悟も必要です。

 

 

以上を最低限ご理解された上で、米ドルでの終身保険の活用をご検討下さい。

 

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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