「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」
<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>Vol.77
異次元金融緩和とは?なぜ必要なのか?わかりやすく解説
この方を知らない方はいないと思います。
日銀の黒田総裁です。
ある意味、歴史に残る日銀総裁になりました。
異次元金融緩和とは
そもそも、この言葉が誕生したのは2013年4月です。
日銀の金融政策決定会合で導入が決まった新たな金融緩和策の通称です。
では、何が異次元なのか?
「量的にみても質的にみてもこれまでとは全く次元の違う金融緩和を行う」
では、具体的には
過去最大の2倍となる年間60兆円お金を増やす
満期の長い長期国債やETF、J-REITなどのリスクがより大きな資産を購入
なぜ、異次元金融緩和が必要なのか?
失われた20年
言葉を変えれば長過ぎたデフレ
デフレが何故悪いのか?
■物価が低ければ企業は利益が薄くなる
↓
■従業員の給与は上がらない
↓
■節約の為、買い物を控える
↓
■経済不況になる
その結果、日本のGDPは20年間、成長が止まりました。
おまけに、日経平均株価は下がり続ける・・・。
2012年、政権交代前の日経平均株価は何と、7,000円台でした。
そこで、誕生したのが、アベノミクスであり、3本の矢です。
つまり、最優先課題が物価上昇だったのです。
インフレ目標2%だったのです。
物価上昇は実現できたのか
その後、異次元金融緩和は
■第2次金融緩和(2014年10月)
・世の中に出るお金の量を80兆円に増やす
■第3次金融緩和(2016年2月)
・マイナス金利
■第4次金融緩和(2016年7月)
・ETFの買い入れを年6兆円に倍増
次から次と続く金融緩和
しかし、2%の物価上昇は達成されていません!
さあ、どうする!!
日銀の動きに目が離せません。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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