「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」
<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>Vol.79
認知症保険のしくみを解説
人生100年時代。
長生きすれば、楽しむ時間が増える一方で
当然、生きる為のリスクも増えます。
■老後資金の増加
■医療費の増加
そして、最近急増してます
認知症リスクです。
内閣府が公表してます「65歳以上の認知症高齢者数と有病率の将来推計」によれば、
■2012年は65歳以上の高齢者の約7人に1人が有病でしたが、
■2015年には約5人に1人になる、との推計予測をされています。
そもそも認知症とは
認知症とは「年のせい」と違い、脳が何らかの原因により機能が低下し、記憶が抜け落ちたり道に迷ったりなどの症状により日常生活に支障が出ているおよそ6か月以上継続した状態をいいます。
認知症の種類
大きく、認知症には4つの種類がありますが、その大半は(8~9割)
①アルツハイマー型認知症
*女性に多く、緩やかに進行する。
②脳血管性認知症
*男性に多く、体のしびれや麻痺など
伴う事が多い。
MSI(軽度認知障害)とは
MSIとは、記憶障害の訴えが本人や家族からあり、認知機能の低下が検査でも確認されるが、日常生活はほぼ自立できている状態の事。
そして、MSIの約50%は5年以内に認知症へステージが進行すると言われています。
認知症になり、在宅介護にかかる費用は
公益財団法人 家計経済研究所の調査結果によれば要介護2・3で、月にかかる費用は
■認知症なし:約3.0万円
■認知症軽度:約4.0万円
■認知症中度:約6.0万円
■認知症重度:約7.5万円
つまり、通常の介護状態に比べて費用は2~3倍になります。
では、仮に認知症中度なれば、認知症なしの場合と比較して月に約3万円の負担増
介護の平均期間を5年と仮定します。
3万円×12カ月×5年=180万円
あくまで平均ですが。
おおよそ約200万円程度の負担増になります。
認知症保険のしくみ
この度、某H生命から発売された「認知症保険」の概要です。
■認知症一時金 200万円
①初めて軽度認知障害と診断確定で10万円
その後、初めて認知症と診断確定で190万円
*つまり、2段階に分けての受取り。
②初めて認知症と診断確定で200万円
■骨折治療 1回につき5万円
*通算10回限度
■災害死亡 50万円
気になる保険料は
●40歳男性:3,315円
●40歳女性:3,570円
●50歳男性:4,180円
●50歳女性:4,940円
他に、三大疾病になった場合の保険料免除や介護一時金等のオプションもあります。
認知症になってからでは手遅れです。
長生きすれば、認知症になる可能性は高いであるならば、若い時期に加入する選択肢もありですね。
そして、人生100年時代に向けて準備する事はたくさんあります。
その最優先が老後資金の準備です。
準備をしなければならないのは分かるけど何を、どうすればいいのか、分からない方『個別相談』をご活用ください。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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