『投資は危険』は勘違い!安全な投資をするための智慧を学びましょう

お金の勉強・基本

知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.132

『投資は危険』は勘違い!安全な投資をするための智慧を学びましょう

 

投資は危険

 

これが、多くの日本人のイメージです。

実は、私も20代の銀行員時代は思ってました。

 

今は、真逆の考えに変わりました。

 

投資は楽しい!

投資には夢がある!!

そんな素直な気持ちをお伝えさせて頂きます。

投資は危険!と言われる理由

元本割れのリスクがあるから

実は、時効なので、私の失敗実弾を紹介させて頂きます。

1997年9月。

私は、銀行の融資兼コンサル窓口におりました。

 

50代位の男性がご来店。

10月にたくぎん抵当証券が満期を迎える。

このまま継続すればいいのか、預金にシフトした方がいいのか??

 

当時の銀行定期と抵当証券では1%程度の差があり、抵当証券が有利でした。

 

迷わず、抵当証券ご継続でいいのでは・・・。

そんなアドバイスをさせて頂きました。

 

そして、その2カ月後。

北海道拓殖銀行は破綻。

その数日間で、関連会社もほぼ倒産。

たくぎん抵当証券は預金保護の対象外。

紙切れになりました。

元本割れどころのお話しではありませんでした。

 

数日後、被害を受けられた男性が来店。

たまたま、私は不在の時でした。

 

もの凄い怒りのご来店だったようです。

そして、私自身も全財産を失いました。

私の財産は全て、拓銀株でした。

 

実は、この体験以後、しばらくは、投資は危険、もう2度とやらない!

そう決めてました。

 

実は、似たような失敗の体験談を持たれている方意外と多いのです。

 

FXで損した!

株で損した!!

 

しかし、この失敗談は単に投資の基本を理解していなかった自分の勉強不足だという事が分かりました。

銀行はつぶれない伝説

私が小学生の頃、よく母親から聞かされました。

「銀行は絶対につぶれないんだよ」

「銀行は安全なんだよ」

 

何の根拠か分からないまま、イメージだけは鮮明に残りました。

気がついたら、銀行に就職。

多くの方に言われました。

「良かったね」「これで、人生安泰だね・・・」

 

確かに、金利も今とは比較にならない程よく「銀行絶対説」は本当だ、と思ってました。

 

10年間の銀行員時代、多くのお客様に対し「銀行員」という名詞を見せるだけで

 

すぐに会える

話しを聞いてもらえる

信頼して頂ける

これが、かつての日本の文化であり伝説でした。

 

そして、時は過ぎ、私も52歳。

金融実務30年を経験させて頂きました。

今、感じている事は

■自分自身が勉強不足だった事

■投資に対し、誤解をしていた事

 

そして、お金の教育ができていない

日本の社会を変えていきたい

お金の真実を伝えていきたい

 

そして、今の状況が続けば

老後破産する方が増える

老後貧乏する方も増える

 

だからこそ

人生100年時代を笑顔で送る

 

その為の、大事な情報を伝えたい!

 

これが、実直な気持ちです。

これからの時代は、投資をしない選択肢にもリスクがある!?

失われた20年。

言葉を変えれば成長が止まった日本。

 

そして、デフレ脱却を目指し、スタートしたのがアベノミクスであり、異次元金融緩和。

 

目標は、物価上昇の2です。

 

仮に、2%の物価上昇が続くとどうなるのか?

 

お金の価値が下がるのです。

つまり、今手元に1000万円あるとします。

どうせ、金利も低いからタンス預金にしようか。

 

しかし、2%の物価上昇が続けば1000万円の価値は30年後には545万円になるのです。

 

つまり、国が2%の物価上昇を目指しているのなら自分の資産も、最低2%増やす努力をしないと、将来的に、自分の資産価値は確実に下がる のです。

 

つまり、何もしない事が実は最大のリスク なのです。

危険な投資をしないための準備

余剰金を使って行う

投資と聞くと、何か大きなお金を動かすようなイメージがありますが、違います。

 

今、投資は少額からできます。

 

お勧めは、毎月5,000円積立投資です。

ですので、今手元にある5,000円からスタートです。

 

あるいは、給料が出たら、天引きで5,000円

まずは、仕組みを作る事です。

まずは、始める事です。

分散投資

マネーセミナー』に来られる方によく聞かれるのは「何がいいんですか?」

 

ストレートな方が多いのです。

 

基本的に、私の持論は

■金融商品に完璧な商品はない

■1つの商品では運用しない

■複数商品を同時に分散投資

 

なぜなら、

こんな格言をご存知ですか?

1つの籠に全ての卵を盛るな

卵を盛るのも分散が大事なんです。

 

投資も同じです。

あらゆる分散投資が基本です。

■資産を分散する

■銘柄を分散する

■地域を分散する

■時間を分散する

リスクの高い投資商品は選ばない

ここは、表現が難しいのですが、大事な事は資産の配分です。

 

リスクの高い商品割合を80%~90%にするよりは10~30%程度に抑える。

 

値動きの異なる金融商品をバランスよく分散する事が大事です。

勉強する

勉強するのは、自分が成長する為の権利です。

幸福になる為の権利です。

 

今、義務教育制度はありますが、残念ながら、お金の勉強をする場がありません。

ですので、多くの方は、年金の知識を知らない。

お金の増やし方も分からない

 

 

結果として

老後破産

老後貧乏になる方が増えております。

 

*この2つの記事は参考になります。

 

■今の年金生活者の実態とは

 

■老後破産の現実はこうだった!実例で見る老後破産

 

景気がよく、金利の高い時はそれでもよかったのです。

なぜなら、60歳で退職し、退職金を銀行に預けるだけで、安全且つ効率的に運用できたのです。

 

年金財政も良かったのです。

しかし、時代は大きく変わりました。

銀行に預けても増えません。

年金も減る一方です。

 

併せて、老後生活する時間は延びています。

 

つまり、何もしなければ苦労する事がはっきりしているのです。

 

では、何を勉強すればいいのか??

 

大きく2つです。

1.年金の事

2.投資の基本

 

ただ、現実は、商品の勉強会ばかりに参加をされお金の基本を学ばず、短期的にお金を増やす手段に集中されている方が多いです。

投資と投機の違いを理解する

実は、投資投機を混同されている方が多いです。

実は全然違います!

 

投資とは、コツコツと時間をかけて「お金を育てる」ことです。

*代表的なのが

■積立投資

 

投機とは、ハイリスクのもとで「短期的に利益の確保を目指す」ことです。

言葉を変えれば、予想して相場を当てにいくことです。

 

*例えば、

■株式の短期売買

■FX

■仮想通貨

 

そして、投資と投機の大きな違いは投資は、個人も企業も一緒に成長できる可能性が高い。

 

投機は一部の人間だけが利益を出し、多くの人間が損失を出す可能性が高い。

 

そして、投資教育に成功し、個人も企業も国も順調に成長したのが米国なんです。

■個人金融資産の比較(1990年⇒2014年)

・日本:1,017兆円⇒1,696兆円(+679兆円

・米国:1,600兆円⇒6,830兆円(+5,230兆円

*1ドル=100円換算

 

■個人投資残高の比較(1990年⇒2014年)

・日本: 46兆円⇒      94兆円(+    48兆円

・米国:106兆円⇒1,585兆円(+1,479兆円

*1ドル=100円換算

 

■株価の比較(1989年12月⇒2018年10月9日)

・日本(日経平均株価)38,915円⇒23,469円

平均株価が約60%になった日本

 

・米国(ダウ工業株30種平均)

2,753ドル⇒26,486ドル

約9.6倍成長した米国

 

つまり、この20数年間で投資教育をし、投資を実践された米国は順調に成長。

 

今だ、投資教育をせず、銀行大好き、投資は控えめの日本は低迷中。

 

 

この事実を真摯に受け止めないと日本の未来は暗くなるばかり・・・。

 

そんな日本を変えていきたい。

 

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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