「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」
<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>Vol.84
逓減定期保険のしくみをわかりやすく解説
実は、今50代の方から相談を頂いております。
「今、払っている保険料が高い・・・」
早速、お会いさせて頂きました。
そして、保険証券を見せて頂きました。
すると、多くの方が加入されております。
定期付終身保険でした。
ちなみに、私はこの保険は販売した事がありません。
定期付終身保険とは
生命保険といえば、
■定期保険
■終身保険
どちらも、共通している事は保険金額が一定なのです。
違うのは、保険期間が定期か終身の違いだけです。
そして、この2つの保険を混ぜたのが定期付終身保険です。
つまり、目的はお子様の教育費がかかる時期までは保障額を厚くしよう、との事で、通常は、お子様が大学を卒業するまでの期間を定期特約期間として保険金額を多くします。
一見よさそうな保険に見えますが、問題ありです。
そもそも、必要保障額は毎年変わります。
基本的には、ある時期を越えると減るのです。
そうです。
最後のお子様が誕生以降は、減るのです。
減るのであれば、保険金額を減らさないと無駄な保険料を払う事になるのです。
それと、この保険にご加入されている方は保険料の内訳をよく見て下さい。
■主契約保険料
■特約保険料
生命保険には、主契約と特約があります。
言葉を変えれば
■基本契約が主契約
■おまけが特約
ご相談をされた方の保険は
■主契約保険料が約2,000円
■特約保険料が約68,000円
つまり、やたらとたくさんの特約がついてました。
これ、必要なの??
結論から言えば
①無駄な保険料を払い
②無駄な特約が多い
こういう保険に入ってませんか?
必要な保障とは
生命保険は、通常、世帯主に万一があった時に、残された家族の方を守る保険です。
では、必要保障額はどのように考えればいいのか?
ポイントは2つしかありません。
1.残された家族に必要なお金
2.残された家族に入るお金
1は更に
①生活費
②教育費
③住居費
④その他
2は更に
①退職金
②遺族年金
③その他
今回、相談をされた方は、既にお子様がほぼ独立。
ですので、ポイントは2つ。
1.奥様の生活費の設定
2.遺族年金の計算
つまり、まずは、遺族年金を計算しないと必要保障額は計算できません。
そして、計算すると分かります。
いかに、今まで無駄な保険料を払っていたのか・・・。
ですので、通常は定期付終身保険よりも逓減定期保険の方が価値的な保険になります。
無駄な保険料は、老後の準備資金に!
保険の内容を理解されていない方、不安な方は、「個別相談」をご活用下さい。
「サービスメニュー」 ←クイックで申込画面へ
本日も、最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
コメント