『知らないと人生を10倍損するお金のしくみ』Vol.226
眠れないほどのお金の不安を解消する考え方
お金がないんです・・・・・。
こんなご相談を数多く頂いて、30年。
時代は変わっても、環境が変わっても、日本人の悩みのトップはやはり
お金なんです。
お金の不安は誰にでもつきもの
今年、私の開催する「マネーセミナー」に何度もご参加を頂いている50代の男性がおります。
■大手企業に勤務。
■会社で退職金制度も完備。
■夫婦で厚生年金に加入。
■そして、お子様いないので教育資金もかからない・・・。
で、何が悩みなんですか・・・・??
どうやら、昔、FXを勧められ、調子に乗って、のめり込んでしまい、気がついたら全財産を失ったそうです・・・・。
でも、毎月の安定収入はあるのです。
それでも不安で不安で、ネット検索で、私のブログにたどりつき、セミナーに参加。
既に、今年4回、セミナーにご参加頂き、毎回、熱心にご質問もされます。
不安の原因は『お金の知識』のなさ
マネーセミナーにご参加をされる方とは、個別にお話しをさせて頂いておりますが、多くの共通する事があります。
お金の知識がない事です。
大きく2つです。
■自分の入っている年金の種類が分からない。
当然、自分の年金がいくらもらえるのかが、分からない。
■お金の増やし方が分からない。
投資は危険なので、やらない方がいいと思っている。
確かに、昔銀行で仕事をしていた自分も、年金の知識、投資の知識は乏しかったです。
ましてや、一般の方であれば、自分で勉強しない限りは、誰も教えてくれないのが日本です。
つまり、これは国の責任なんです。
お金の教育をしない日本。
本来、義務教育でやるべきです。
お金の教育をしなかった、今の日本の現状が
老後破産の急増です。
まず、日本の年金制度は複雑です。
複雑に加え、法改正で、変わる、変わる・・・・。
専門家でも、正しく理解する事は困難なのが、日本の年金制度。
しかし、最低限覚えておきたい事もあります。
1.自分の入っている年金の種類。
2.65歳から、いくらもらえるのか。
3.繰下げ請求(70歳から受給)した場合、いくらもらえるのか。
この程度は理解しておかないと、老後資金準備の基本であり、入り口の部分になります。
そして、更に深刻なのが
お金の増やし方が分からない
約1,800兆円ある日本の金融資産。
その約52%は、銀行預金です。
0.01% (定期預金金利)
0.001%(普通預金金利)
つまり、ほとんど増えない銀行預金に、日本人の半分以上が預けているのが現実です。
そもそも、皆さんが、毎月払っている年金保険料。
この大事なお金は、投資で運用されているのです。
具体的にはGPIF。
年金積立金管理運用独立行政法人。
詳しくは「GPIF」の記事をご参照下さい。↓
ちなみに、平成13年度~平成30年度第2四半期の運用成績は
3.33%(年率)
*累積の収益額は約71兆円
それでも、あなたは「投資」を否定されますか?
お金の不安解消1.もらえるお金、かかるお金を知る
お金の不安を解消する上で、一番大事な事は、生涯にわたるお金の全体像を理解する事です。
■生涯にもらえるお金
■生涯、かかるお金
この2つを理解するだけでも、大きな不安は解消されます。
もらえるお金とは
生涯にわたりもらえるお金の代表格は年金です。
年金には公的年金と私的年金があります。
特に、公的年金は国が終身で保障する貴重な老後資金になります。
しかし、公的年金でも、国民年金なのか、厚生年金かでもらえる年金額が大きく変わります。
更に、何歳からもらうのか?
1歳きざみ(細かく言えば、1月単位)で変わります。
ですので、年金の知識は大事なのです。
そして、公務員や大手企業にお勤めの方であれば、退職金があり、企業年金がある会社もあります。
ですので、若い時期から、自分がもらえるお金を理解し、どのように運用するのかが非常に大事な選択になります。
生涯にかかるお金
一方で、生涯にかかるお金もあります。
具体的には、下記の記事をご参照下さい。
ポイントは2つです。
1.老後の住む場所。
2.医療費(特にがん)、介護、認知症対策。
お金の不安解消2.増やすことに目を向ける
多くの方が貯金をされています。
かつて、個別相談に来られた方で、毎月9万円、或いは10万円を貯金されている方がおりました。
しかし、それでも不安なのです。
なぜなら、ある方は銀行の普通預金に、ある方は財形貯金をされておりました。
銀行の普通預金金利は0.001%。
財形貯金は0.05%。
これでは、増えません。
効率が悪すぎます。
ですので、貯めるのではなく、増やす事が大事なのです。
では、増やす為のポイントを3つ紹介です。
1.世界に目を向ける
2つの根拠
①世界の経済成長率は3.8%(日本は1%)
②世界の人口は伸びてます。(日本は減少中)
2.分散投資
「分散投資」についての記事を↓
3.毎月、コツコツ
低金利の時代は、一括投資よりもコツコツ投資がお勧めです。
その根拠の記事はこちらです。
「一括投資よりも積立投資を推奨する理由とは」↓
問題は、ここから先が中々進めない方が多いのです。
私が感じている理由は3パターンに分かれます。
(1)やはり投資は怖い
(2)信用できる方、相談できる方がいない
(3)そもそもお金がない
では、各パターンでの問題解決として一言。
(1)やはり投資は怖い
気持ちは十分に理解できます。
本当に、投資を理解して、増やしたいのであれば、投資の基本を理解する事です。
投資の成績の構造を理解する事です。
投資の成績=量(口数)×価格
多くの日本人は「価格」しか見ません。
そこが、そもそもの間違いです。
投資の基本は、毎月「量」を増やす事です。
「量」は減りません。
「量」は増え続けるのみです。
価格が下がった時に解約をする、だから損をするのです。
価格が下がった時は、「量」を増やす絶好のチャンスなんです。
このしくみを理解する事です。
(2)信用できる方、相談できる方がいない
これも理解できます。
日本にはたくさんのFP(ファイナンシャルプランナー)がおります。
そして、多くのFPが「マネーセミナー」を開催されています。
参加をされて、個別相談を受けて、結局は
『保険の勧誘を受けました』
『よく説明を受けないまま外貨建保険に契約しました』
本来、FPは営業マンではないのですが・・・・。
営業をする為にFP資格を利用されている方が多いのが現状。
本当に、顧客の利益を最優先に考えるべきFPが、自身の利益を最優先に考える。
これでは、信用できません・・・。
(3)そもそもお金がない
実は、多くの方の口癖が「お金ない」・・・・。
そんな方に2つのアドバイスをさせて頂きます。
①投資は、毎月5,000円からできます。
実は、ネット証券を利用すれば、毎月500円からでもスタートできます。
しかし、お勧めは、5,000円です。
5,000円であれば、何とか捻出できる金額です。
そして、5,000円で、効率の高い積立投資が可能です。
本日は、3つ紹介です。
その1:iDeCo
特に20代~40代の方にお勧めの非課税運用商品。
詳しくは「iDeCoとは?」を↓
その2:つみたてNISA
20歳以上であれば、年齢に関係なくリスクの少ないファンドで長期運用が可能。
詳しくは「つみたてNISAとは?」を↓
その3:変額保険
0歳からスタートできる、究極の長期複利商品で、世界経済の成長の享受が可能。
詳しくは「変額保険」を↓
ちなみに、毎月5,000円でも、コツコツと継続すれば効果ははっきり出ます。
例えば、20年間継続すれば、払込金額総額は120万円です。
■平均3%で運用できれば約163万円
■平均5%で運用できれば約203万円
仮に、銀行の定期預金(0.01%)であれば、120万円に増えるのは1,200円です。
②貯蓄の基本は
収入ー貯蓄=生活費
つまり、毎月の収入から、まず貯蓄金額を決め、残った金額で生活をする事です。
しかし、多くの方は逆なのです。
*間違った貯蓄方法
収入ー生活費=貯蓄
これでは、中々貯蓄ができません。
そして、改めて、日本の最大の問題は
お金の教育ができていない
お金の悩みを相談できる方がいない
この2点に集約できます。
金融実務30年の経験を生かし、このブログで更なる情報を発信させて頂きます。
個別相談もご活用下さい。
知らないと損するのは、自分自身なのです。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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