老後資金を外貨預金で作ることは可能?

外貨預金

知らないと人生を10倍損するお金のしくみ』Vol.244

 

老後資金を外貨預金で作ることは可能?

 

豪ドル   定期預金 年  8.0%

南アランド 定期預金 年 40.0%

ここ数年、外貨預金キャンペーンの広告を目にする事が増えました。

そして、それを見た方から、相談を頂きます。

 

外貨預金いいですよね!

やっぱり、今は外貨預金ですか?

老後資金は外貨預金で準備すればいいですか??

 

本日は、そんなご質問にお答えします。

 

外貨預金の特徴

誤解の多い外貨預金の金利表示

冒頭の金利を改めて確認します。

■豪ドル   定期預金 年 8.0%

■南アランド 定期預金 年40.0%

*南アランドとは「南アフリカ共和国」の通貨です。

 

これだけを見ると、確かに高いです。

しかし、よく見ると期間は1カ月です。

 

では、1カ月以後の金利は??

表示されてません。

 

探せば、どこかに表示されているかもしれませんが、一言言わせて頂きます。

不親切!

不誠実!

 

金融リテラシーの低い日本で、このような金利表示をする事事態、信用を疑います。

仮に上記の表示をするのであれば、

①1カ月以降の金利を表示する。

②1年間でのトータルでの利回りを表示する。

 

それが、信用される金融機関の姿ではないでしょうか。

 

外貨預金のメリット

日本の銀行の定期預金は長く低迷が続いております。

定期預金1年の金利は0.01%

 

それと比較をすれば、確かに①外貨預金の金利は高いです。

併せて、預入時に比べ、②満期時に円安ドル高であれば為替差益が発生します。

そして、③外貨建では、元本保証

以上の3点がメリットになります。

 

外貨預金のデメリット

一方で、中々明確な数字表示ができないデメリットもあります。

1.為替手数料が発生

2.円建てでの元本保証なし(預金保護の対象外)

3.満期時に円高ドル安であれば、為替差損が発生

 

多すぎる外貨の種類!選ぶにはどうすればいい?

外貨預金といっても、世界中、多くの外貨預金があります。

一般的に多く販売されている外貨を紹介します。

■米ドル

■豪ドル

■ユーロ

■英ポンド

■ブラジルレアル

■スイスフラン

■ニュージーランドドル

では、どの基準で選べばいいのか?

 

1.金利で選べば新興国だが・・・・

10%を超える金利を見れば、魅力は感じます。

しかし、新興国の高い金利は地政学リスクが高く、政治的要因で、通貨の価値が下落するリスクを抱えています。

ですので、仮に新興国で検討される場合は、投資金額の10%以内で抑えた方が無難です。

 

 

2.手数料の違いで元本割れの可能性も・・・

外貨預金で大きなポイントが為替手数料です。

通常は、片道○○銭、もしくは○円○○銭です。

*インターネットバンキングを使えば、為替手数料が0円の銀行もあります。

また、円から外貨への交換だけを0円にする銀行もあります。

 

ネット銀行であれば5銭~30銭程度。(最安値で1銭も有)

大手銀行であれば、1円~2円50銭が多いです。

*通貨の種類でも格差があります。全体的に米ドルが安い傾向です。

 

では、100万円で米ドルを購入

米ドル=110円(TTM)の場合

*TTMとは外貨取引の際の基準となる為替レートで、為替手数料を含んでいない為替レート。

為替手数料を3パターンで比較します。

■1銭の場合

100万÷(110円+1銭)=9,090.08

9,090.08×1銭=91円

■50銭の場合

100万÷(110円+50銭)=9,049.77

9,049.77×50銭=4,524円

■2円50銭の場合

100万÷(110円+2円50銭)=8,888.89

8,888.89×2円50銭=22,222円

 

つまり、金利が高くても、為替手数料や為替差損で元本割れする事もあるのです。

 

3.やはり決め手は安心感

金利も大事。為替手数料も大事。

しかし、最大の決め手はやはり安心感です。

世界の基軸通貨は米ドル。

 

米ドルの情報は日々入ります。

米ドルと言えども、経済不況になる事もあります。

しかし、長い歴史を振り返っても、確実に経済成長し、世界の中心として流通している通貨。

それが、米ドルです。

 

老後資金準備としてはお勧めできない理由

基本的に、外国通貨を保有する事。

特に米ドルを資産の一部として保有する事は大事な事です。

 

しかし、老後資金の準備の手段として外貨預金を活用する事はお勧めしません。

その理由について解説します。

外貨預金は投資ではなく成長性がない

老後資金準備の手段として大事な事は第1に成長性のある投資です。

第2に長期複利効果です。

 

外貨預金というのは、名前だけ聞くと預金ですが、実態は為替取引です。

ですので、成長性はありません。

ポイントは為替の動きと手数料です。

 

為替取引だけで、長期的に確実な利益を確保する事は非常に難しくお勧めできません。

 

外貨預金は常に元本割れのリスクを抱えている

外貨預金は目先の金利で見るのではなく、為替手数料を含めて、実額計算をすれば、実態が分かります。

例えば、円で100万円の外貨預金1年間預けます。

■金利が1%の場合、満期時の為替が1円の円高で元本割れ

■金利が2%の場合、満期時の為替が2円の円高で元本割れ

■金利が3%の場合、満期時の為替が3円の円高で元本割れ

 

ざっくりとおおざっぱな計算ですが、元本割れの高い商品だという事が理解できるかと思います。

預ける時に手数料、払い戻す時も手数料。

 

常に元本割れのリスクを抱えながらの商品は、老後資金の準備としてはお勧めできません。

 

外国通貨でお勧めの運用手段とは

何度も繰り返しますが、老後資金対策としても、将来のインフレ対策としても、外国通貨を保有する事はお勧めします。

では、外貨預金以外で何がいいのか?

 

ずばり、米国債(ゼロクーポン債)です。

■手数料はかかりません。

■米国が発行する債券で、極めて元本保証が固い。

■長期複利効果が期待できる。

■預入時に利回りが確定するので、ストレスがありません。

 

 

しかし、米国債ですら、完璧な商品ではありません。

為替リスクを含め、気をつける点はあります。

 

米国債を更に詳しく知りたい方、興味のある方は、個別相談に申込下さい。

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併せて、老後資金の準備は分散投資をお勧めします。

世界経済は常に変動します。

 

最近では米中の貿易戦争。

英国のユーロ離脱問題も目が離せません。

 

ですので、大事な老後資金の準備は、目先の金利に目を奪われるのではなく、如何なる事態になっても確実に準備できる対策が必要です。

 

そのお手伝いをさせて頂いております。

具体的に進めたい方は、「個別相談」をご活用下さい。

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本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

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