「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.245
老後資金の準備はこれでばっちり!必ず押さえておきたい4つの方法
人口の減少が続いている日本。
しかも、労働生産人口(15歳~64歳)が大きく減少。
20年間で1,124万人の減少
つまり、働いて、税金や社会保険料を払う人が減少しています。
一方で、年金や医療費、介護費用等は増え続けております。
こんな状況で消費税が将来的に上がるのか、下がるのか。
誰でもが理解できる状況ではないでしょうか。
更に、日本人の平均年収は増えておりません。
1997年をピークに減少しています。
収入が増えないのに、支出は増え続ける・・・。
平均寿命も伸び続ける・・・・・・・・・・。
では、今何をしなければならないのか?
老後資金の準備です。
多くの方は、「そんな事は分かっているよ」
「でも、何からやれば、どうすればいいのか・・・」
これが現実です。
老後資金の準備はいつから始めたらいい?
例えば、60歳までに1000万円のお金を貯めます。
金利が1%であれば、毎月どれだけの積立が必要か?
■20歳スタート:約1.7万円
■30歳スタート:約2.4万円
■40歳スタート:約3.8万円
■50歳スタート:約8.0万円
これだけを見れば、早く始める事がいかに大切なのかが分かります。
これが「時間を味方にする」ことなのです
では、50歳からでは遅いのか??
ご安心下さい。
50歳からでも十分に間に合います。
仕事の働き方改革が進んでおります。
併せて、各企業も70歳まで働ける環境作りを進めております。
では50歳から70歳までの20年間の時間を味方にできればどうか。
この20年間で1,000万円を貯める事は可能か?
■金利が3%:毎月約3.1万円
■金利が5%:毎月約2.5万円
はい、味方にする1番手は「時間」でした。
2番目が「金利」です。
多くの日本人が銀行預金に大事なお金を預けてます。
銀行に預けても0.01%(定期預金)
0.001%(普通預金)
流石に、銀行では増えません。
ですので、世界に目を向ける事です。
3%~5%は現実可能な運用目標です。
実際、皆様が毎月払い込んでいる年金保険料。
この保険料は、「GPIF」でまとめて投資で運用されています。
「GPIF」とは「年金積立金管理運用独立行政法人」です。
つまり、国が責任を持って、国民全体の大事な老後資金を投資運用しております。
年金保険料は、国民からお預かりした大事なお金ですので、運用方針は固いです。
第1に安全。
第2に効率。
つまり、どこまでも安全が第一の固い運用方針です。
その「GPIF」の運用成績は、17年間で2.73%
ご承知の通り、2018年第3四半期(10月~12月)は、世界経全体で株式市場が大幅に下落しました。
その為、この3カ月間だけの運用成績はマイナス9.06%です。
詳しく知りたい方は↓
ここで、大事な事は何か?
①相場で一喜一憂しない。
②投資の成果は15年後先。
併せて、50歳の方に大事なメッセージです。
①年金は70歳以降の繰下請求を。
②年金は使いながら、増やす時代です。
例えば、毎月の受取る年金額が夫婦で20万円なら、その中から5千円、或いは1万円を10年間、或いは15年間投資するのです。
これからの時代は、使いながら増やす時代です。
老後資金がいくら必要なのか計算する事が大事
多くの方が、老後生活に不安を抱いております。
何故か?
老後資金をいくら貯めればいいのかが分からないのです。
ですので、順調に貯蓄をされている方でも不安は中々解消されません。
そこで、大事な事、今すぐやるべき事は1つ!
自分の老後資金がいくら必要なのか?
自分で計算をする事です。
これをやらなければ、いつまでたっても不安は消えず、準備も進みません。
参考記事を見ても、よく理解できない方は『個別相談』をご活用下さい。
老後資金の準備ができる4つの方法
iDeCo
iDeCoとは、国が推奨する老後資金準備の為の積立投資です。
メリットは3つ。
①毎月の掛金は全額所得控除。
②運用中は非課税。
③受取時も一定金額までは非課税。
つまり、税制面で一番効果の高い金融商品です。
一方でデメリットも3つ。
①払込は60歳まで。
②途中解約、引出しはできない(メリットにもなる)
③ファンドの選択が難しい。
詳しくは、下記の記事をご参照下さい。
つみたてNISA
つみたてNISAとは、国が推奨する積立投資です。
よく、iDeCoと比較されますが、iDeCoは老後資金限定。
つみたてNISAは幅広く活用できる金融商品です。
メリットは3つ。
①運用中、最長で20年間非課税。
②途中、解約が可能。
③手数料が安い。
一方でデメリットも3つ。
①毎月の掛金は所得控除できない。
②年間の払込金額に制限がある。
③ファンドが限定されており、高い運用は期待薄。
詳しくは、下記の記事をご参照下さい。
変額保険
変額保険とは生命保険に投資信託の機能が付帯され、死亡保障を確保しながら、積立投資でお金を増やす事ができる保険です。
メリットを3つ。
①死亡保障の最低保証がある。
②0歳からの長期複利運用が可能。
③教育資金、老後資金にも活用できる。
デメリットを3つ。
①短期運用には不向き。
②10年以内の解約の場合、解約手数料が発生する。
③投資は自己責任、元本保証はない。
詳しくは、下記の記事をご参照ください。
米国ゼロクーポン債
米国ゼロクーポン債とは、米国が発行する借用証書であり、国債です。
途中利息は入りませんが、利息相当金額が購入金額から差し引かれた安い金額で購入ができ、満期時に額面金額を受け取る事ができます。
メリット
①手数料がかかりません。
②長期複利運用が可能。
③米ドル建で元本保証。
デメリット3つ。
①短期運用には向かない。
②為替リスクがある。
③固定金利なので、インフレには対応できない。
詳しくは、下記の記事をご参照ください。
以上の4つが、老後資金の準備に有効な手段です。
しかし、どの金融商品にもデメリットはあります。
完璧は金融商品など存在しません。
ですので、各自で研鑽する事は当然必要ですが、プロによるアドバイスも必要です。
営業マンは特定の商品しか勧めません。
金融機関は、いまだに手数料の高い商品を勧める傾向があります。
ですので、今皆様がやるべき事は3つ。
①自分の老後資金は、自分で計算する事。
②自分は何歳まで働き、何歳から年金をもらうのか、決める事。
③将来にわたり、いつでも相談できる専門家を見つける事。
いつから始めますか?
1年後ですか、5年後ですか?
時間を味方にできない方は、将来的に後悔されます。
金利を味方にできない方も、将来的に損をされます。
どうしていいのか、分からない方。
不安な方。
お気軽に「個別相談」をご活用下さい。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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