「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.265
老後資金2000万円を貯める為の3つのキーワード数字
今や、すっかり定着した言葉。
「老後2000万円」
老後資金に必要な金額は1人1人違います。
2000万円という金額がいいのか、間違っているのかは大きな問題ではありません。
全国民が、老後資金の準備に関心を持つ事が大事なのです。
そして、具体的に準備を始める事が大事なのです。
しかし、現実は、何をどうすればいいのか?
中々、行動できない方が多いのも現実です。
答えは1つではありません。
選択肢もたくさんあるのです。
本日は、「2000万円」という数字に敢えてこだわります。
そして、「2000万円」を貯める為のキーワードについて発信させて頂きます。
2:目標は、毎月2万円
キーワードの1つ目は、「2」です。
多くの方は、ゼロからスタートします。
ですので、毎月の積立金額を決める事から始めます。
多ければ、多い程いいのですが、無理をすると長くは続きません。
一方で、金額が少ないと、中々溜まりません。
無理なく、長く続けられる金額。
それが、2万円です。
ちなみに、楽天証券が興味深い調査結果を公表しております。
2012年から2017年の5年間で楽天証券で口座開設をし取引デビューをしたお客様の実態調査です。
■投資デビューは30代が最多。
■積立額は毎月2.8万円
3:30歳と3%
2つ目のキーワードは「3」です。
「3」には、2つの意味があります。
30歳からスタート
スタートは早い方が有利です。
理想は20歳からですが、収入が少ない時期の2万円は負担が大きいです。
一方で、40歳では、スタートが遅い為、毎月の金額を上げないと達成は厳しくなります。
ですので、30歳で腹を決める事が大事です。
平均3%のリターンを目指す
毎月、せっかく2万円の積立を始めても、金利が付かなければ意味がありません。
金利は当然高い方がいいのです。
しかし、昨今の低金利の時代に、長い期間5%以上のリターンを期待する事は困難です。
一方で、1%では、増えません。
3%という数字は実現が可能なリターンなのです。
その根拠が2つあります。
①GPIFは長期に亘り3%前後のリターンを確保
皆様が、毎月払い込んでいる「年金保険料」。
これは、GPIFが責任を持って運用されています。
ちなみに、GPIFの基本方針は2つです。
①安全
②効率
どこまでも、安全が第一なのです。
そして、2001年度~2019年度第1四半期の運用成績は
3.00%(年率)
つまり、安全に効率的に運用すれば、3%のリターンは可能です。
②世界経済の成長率は3%超え
日本国内だけを見れば、人口減少、少子高齢化。
成長率は1%弱。
ところが、世界全体を見れば、人口は増加してます。
米中の貿易戦争で、世界景気が低迷をしてはおりますが・・・。
国際通貨基金は、2019年7月23日。
改定した世界経済見通しで、2019年度の成長率を3.2%に引き下げました。
そして、2020年度は3.5%と予測をしております。
ご参考までに、世界最大級のファンドをご紹介です。
「ノルウェー政府年金基金」
1998年から21年間での平均利回りは5.5%です。
21年間の中で、様々な経済情勢等により、赤字の年は5回ありました。
しかし、長期間コツコツと継続する事で、確実に資産を増やす事ができました。
つまり、世界を味方にする事で3%のリターンは可能なのです。
4:40年の長期運用
ここで、投資の基本を確認させて頂きます。
長期・積立・分散
そして、投資の成績です。
投資の成績=量(口数)×価格
つまり、投資とは、「量」を買い続ける事です。
「量」は減りません。
「量」は増え続けるのみです。
ですので、リスクの変動を気にしない。
できるだけ、長い時間をかけて「量」を買い続ける事が大事です。
では、何故、40年なのか?
答えは、簡単です。
人生100年時代。
70歳まで働く事は当たり前の時代なりました。
そして、30歳から70歳までコツコツと積立です。
では、具体的に検証します。
[2000万円を貯める、平均利回りを3%]
では、期間により、毎月の金額がどう違うのか。
■30年→34,321円
■35年→26,970円
■40年→21,597円
このように、30歳から70歳まで、無理なく積立投資を続ける。
平均利回りも、欲を出さずに、平均3%を確保する。
これで、2000万円の資金を作る事は可能です。
まとめ
冒頭でも書かせて頂きました。
老後に必要な金額は全員違います。
ですので、2000万円が必ずしも正しいとは限りません。
まずは、ご自身で計算をする事が大事です。
そして、その入口になるのが、公的年金であり、『年金定期便』です。
以前、こんな記事も書かせて頂きました。
「年金定期便」は超重要書類ですよ!
そして、老後の生活費が、どれ位かかるのか?
以前、こんな記事を書かせて頂きました。
老後にかかるお金のすべてー100年人生を生きぬくために
更に、具体的にどのような考え方で準備をすればいいのか?
老後資金の準備について書かせて頂きました記事があります。
老後資金準備は3階建×2世帯の時代です
結局、自分の老後生活は自分で作り、守るしかありません。
その為に、今、何をしなければならないのか?
不安な方は、個別相談をご活用下さい。

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悩むだけでは、何も解決ができません。
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今は、行動を続ける時なのです。
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本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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