「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.270
「つみたてNISA」で資産を増やすポイントを解説
老後資金の準備を始めたい。
でも、投資は怖くて、よく分からない・・・。
そんな方にお勧めなのが「つみたてNISA」です。
実は、意外とシンプルなのです。
迷うのは、最初だけ。
後は、ほったらかしでOK。
そんな「つみたてNISA」で資産を増やすポイントを解説です。
金融商品の積立は2分類
多くの方は、毎月定額の積立を希望されます。
そして、たくさんの金融商品から金融機関と商品を選択します。
まず、積立は、2つの分類に分かれます。
①銀行系:元本確実型(積立定期預金、自動積立定額貯金等)
②投資系:元本変動型(iDeCo、つみたてNISA、投資信託等)
どちらがいいのか?
それは、価値観や目的で選択肢が決まります。
また、時代や経済環境により変わるのです。
例えば、1990年の時代。
当時、郵便局だった定額貯金の金利は6%を超えてました。
つまり、元本保証+金利が6%以上なので、投資をする必要はなかったのです。
しかし、時代は大きく変わり、銀行に預けても増えない時代です。
例えば、毎月1万円を10年間積立します。
払込元本は120万円です。
①ゆうちょ銀行の積立定額貯金(金利は0.002%)
*金利は2020年6月9日現在
利息:100円(税引前)
②つみたてNISA(利回りは変動)
■1%の場合:約62,300円(非課税)
■3%の場合:約197,900円(非課税)
■5%の場合:約349,900円(非課税)
一方で、利回りがマイナスになる事もあります。
更に、そのマイナスを最小限に回避する方法もあるのが、つみたてNISAの魅力です。
今、なぜつみたてNISAなのか?
実は、投資初心者にお勧めの理由が3つあります。
①運用益が非課税である事
例えば、運用益(利息)で10万円が出ました。
通常は、そこから原則20.315%の税金が引かれます。
ですので、手取りは79,685円です。
しかし、非課税であれば、10万円が全て手取りとなるのです。
②コストが安い
通常、投資商品には様々な手数料がかかります。
■販売手数料:購入時に1回だけかかる。
■信託報酬:運用中、毎日自動的に引かれる。
ですが、つみたてNISAの場合は販売手数料はかかりません。
なお、販売手数料が無料の投資信託を「ノーロード投信」と呼びます。
そして、信託報酬も安いファンドが厳選されております。
そもそも、手数料の安い商品が「つみたてNISA」です。
③使い道自由、解約も自由
iDeCoは、60歳以降でないと解約ができません。
また、変額保険や外貨建保険は、10年以内に解約すると、解約手数料が発生します。
ところが、つみたてNISAはいつでも解約ができます。
そして、使い道も自由です。
つみたてNISAで資産を増やすポイントは2つだけ
実は、つみたてNISAで悩むのは、最初だけです。
申込以降は、ほったらかしでOKなのです。
そして、増やすポイントも2つしかありません。
成長するファンドを選ぶ
つみたてNISAのファンド数は181本です。
*2020年4月1日現在(金融丁のHPから)
この中から成長するファンドを選ぶ。
実は、大変な作業になります。
結論から言えば、プロに相談された方が早いです。
一方で、最後は自己責任になりますので、ご自身での研究は必要です。
あえて、ポイントをあげれば3点です。
■世界株式を中心に投資
■純資産総額が順調に伸びている
■分散投資も大事
更に詳しく学びたい方は、下記の記事も参考にしてください。
早く始める、長く続けること
つみたて NISAに限らず、積立投資全般に共通する基本です。
スタートは早ければ早いほどいいのです。
運用期間は長ければ長いほどいいのです。
時間を味方にする事が一番のポイントになります。
つまり、どこまでも基本通りに行動する事です。
投資の基本は3つ。
長期・積立・分散
■長い時間をかける
■毎月、決まった金額をコツコツと
■世界中に分散、資産も分散
更に、投資は「量」を貯める事です。
価格が高くても低くても、毎月「量」を買い続ける事。
これが、地道ではありますが、確実に増やすポイントになります。
この手法を「ドルコスト平均法」と呼びます。
投資で失敗をされる方の傾向
投資で失敗をされた方の相談を多く頂いております。
共通する事は、基本を無視した方法です。
短期・一括・集中
■短期間で売買を繰り返して利益確保を目指す。
■一度にまとまったお金を1つの商品に投資する。
一時、利益が出る時期もあります。
しかし、人生100年時代。
経済環境は常に変化をします。
ですので、投資は基本通りに実践をする事をお勧めします。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
コメント