「付加年金」とは?わかりやすく解説します!

公的年金

人生100年時代を笑顔で送るためのお金の法則」Vol.304

「付加年金」とは?わかりやすく解説します!

年金を増やしたい。

誰しもが思うことです。

 

特に、自営業やフリーランスの方は真剣です。

 

そして、毎月お手軽な金額で、将来の年金額を増やせる制度があります。

それが、付加年金です。

 

付加年金とは

「付加年金」とは、国民年金保険料に追加で払うことで、将来受け取る年金額を増やせる制度です。

 

 

付加保険料を納めることができる対象者は

国民年金第1号被保険者」及び「任意加入被保険者」に限定されます。

 

つまり、自営業者、農業者、学生、アルバイト、無職の方。

 

併せて、任意加入被保険者とは、60歳の時点で老齢基礎年金の受給資格がない方が、加入資格を取得する為に、60歳以降に任意で加入できる方です。

 

対象者でも、納めることができない方

せっかくの対象者でも、以下の方は加入できません。

■国民年金保険料の免除・猶予を受けている方

 

 

 

■国民年金基金の加入者

■65歳以上の任意加入被保険者

 

対象外の方

■国民年金第2号被保険者

 

 

■国民年金第3号被保険者

 

 

保険料

付加保険料は、月額400円です。

つまり、国民年金保険料に上乗せしますので、実際に納める保険料は令和2年度は16,940円です。

16,540円(国民年金保険料)+400円(付加保険料)=16,940円

 

 

受け取る受給額は

付加保険料を納めることで、「200円×納付月数」が、将来受け取る年金額に加算されます。

 

<例>

■20歳から60歳まで付加保険料を納めた場合の総支払額

400円×12カ月×40年=192,000円

 

■将来受け取る受給額

200円×12カ月×40年=96,000円

この96,000円が、毎年年金に上乗せされます。

 

つまり、2年の払込で元が取れるのです。

 

付加年金のメリット

2年で元がとれる

上記の例の通りです。

ですので、長生きする程お得な制度です。

 

例えば、40年納めた方が、65歳から受給した方がどの程度お得なのか検証します。

■80歳:96,000円×15年=144万円

*払込の7.5倍

 

■90歳:96,000円×25年=240万円

*払込の12.5倍

老齢基礎年金を繰下げ請求した場合、付加年金も増額される

老齢基礎年金は本来65歳から受給できます。

そして、受給する年齢を66歳以降に遅らせることで、年金額を増やすことができます。

 

これを、年金の繰下げ請求といいます。

繰下げ請求した場合、1月につき0.7%加算されます。

5年間遅らせば42%の増額になります。

 

付加年金も同様に42%の増額になります。

 

 

では、年金の受取額を具体的に試算します。

■老齢基礎年金を40年間納め、65歳から受給した方

781,700円(年額)令和2年度

65,141円(月額)令和2年度

 

■老齢基礎年金の他、付加保険料も40年間納め、70歳から受給した方

781,700円×1.42(増額)=1,110.014円

400円×1.42(増額)=  136,320円

1,110,014円+136,320円=1,246,334円(年額)

103,861円(月額)

 

このように、月額で38,720円増やす事ができます。

もちろん、終身保障です。

付加保険料は所得から控除できる

国民年金保険料と同様に、付加年金保険料も、全額所得控除できます。

400円×12カ月=4,800円(年間控除額)

 

 

付加年金のデメリット

早期に死亡した場合は損をする

65歳の前に死亡した場合

本来、年金を受給できる65歳より前に死亡した場合は、残念ながら遺族年金に反映されません。

ですので、掛け捨てになってしまいます。

 

65歳以降に死亡した場合

仮に65歳から老齢基礎年金を受給した場合は67歳の到達前に死亡した場合は元が取れません。

つまり、受給から2年以内の死亡の場合は損をします。

老齢基礎年金を繰上げ請求した場合は減額される

本来、65歳から受給できる老齢基礎年金ですが、60歳から早めにもらうこともできます。

これを、年金の繰上げ請求といいます。

 

繰上げ請求をした場合は、1月につき0.5%減額されます。

つまり、60歳から受給した場合は30%の減額になります。

 

同様に、付加年金額も30%減額されます。

 

まとめ

どんな制度であれ、メリットもあればデメリットはあります。

しかし、人生100年時代。

多くの方が長生きをされます。

 

ですので、この付加年金は金額は小さいですが、非常に効率の高い制度です。

たかが400円。

されど400円。

 

この400円が長生きする程威力を発揮します。

検討の余地のある制度ではないでしょうか。

 

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

コメント