「人生100年時代を笑顔で送るためのお金の法則」Vol.349
投資信託で失敗しないために知っておきたい4つのポイント
投資信託で、大事なお金を増やしたい。
そこで悩むのは、ファンドの選択です。
約6000本あるファンドから、どう選ぶのか。
特に、初心者の方には、至難の技です。
そして、ファンドの選び方も様々あります。
絶対的な選び方はありません。
しかし、判断基準になる投資指標はあります。
更に、ポイントになる考え方もあります。
投資の世界に正解はありません。
ですので、自分がやりやすい手法を探せばいいのです。
正解は1つとは限りません。
毎月分配型のファンドは購入しない
投資信託には、決算後の収益を、投資家に分配するファンドと分配しないファンドがあります。
更に、分配するファンドでも、毎月分配型や1年に1回分配型もあります。
結論から言えば、分配するファンドは購入しない事です。
特に、毎月分配型はお勧めしません。
理由は2つ。
①分配型は、資産が増えない。
②分配型は、収益が出ない場合は、自分の資産を取り崩される場合もある。
つまり、資産形成には向いていないのです。
気が付けば、自分の投資した資産が元本割れしている・・・。
そんな事態になる可能性もあるのです。
では、毎月分配型のファンドは、どの位あるのか?
2021年5月21日現在で、なんと1,195本です。
*投資信託協会のHPより
本当に増えるファンドは、運用で増えた利益を再投資する。
その繰り返し期間が長ければ長い程、成長します。
設定5年以内のファンドは購入しない
投資信託は、毎月新たなファンドができます。
例えば、2021年4月は35本の新たなファンドが登場しました。
*投資信託協会のHPより
しかし、残念ながらファンドを選択する際の必要な情報がほとんどないのです。
例えば、シャープレシオ。
シャープレシオは、ファンドを選択する時の必須の投資指標です。
理想は、5年、10年と長い期間での検証が必要です。
しかし、新規設定から数年は、そのような判断に必要な指標もない。
ですので、判断できないのです。
中には、新規のファンドでも優秀ファンドはあるかもしれません。
しかし、約6000本の中から、敢えて危険な選択は避けるべきです。
純資産総額が50億未満のファンドは購入しない
何故、純資産総額が大事なのか?
それは、繰上償還のリスクを最小限にする為です。
では、繰上償還されると、どうなるのか?
詳しくは、下記の記事をご覧下さい。
投資信託で繰上償還されるとどうなるのか?デメリットを解説します!
結論から言えば、今までの投資が一旦精算されます。
更に、投資した元本が割れる可能性もあります。
では、どのようなファンドが繰上償還されやすいのか?
一概には言えませんが、大きな特徴として2つです。
①純資産総額が10億円未満。
②資金の流出が激しい。
詳しくは下記の記事をご覧下さい。
投資信託で繰上償還されない目安はあるの?実例から検証します!
ですので、純資産総額の推移は重要です。
シャープレシオの高いファンドを選択する
投資信託のファンドを選択する時の判断指標。
様々ありますが、特に重要なのが「シャープレシオ」です。
シャープレシオの事を詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧下さい。
問題は、数字の読み方です。
検証期間は5年、10年で検証。
数字は最低でも0を超えている事です。
1つの目安で言えば、10年の期間で1を超えていれば優秀です。
しかし、世界経済も2020年から起きている新型コロナウィルスや自然災害、政治情勢等により大きく変動します。
10年間の中で0.5~1の範囲に収まっていれば、安心感のあるファンドと言えます。
シャープレシオの数字の見方は?目安は?初心者でもわかります!
まとめ
今、情報はいくらでも収集できます。
書籍、ネット等々。
一方で、意外な落とし穴もあります。
情報が多すぎて、何が正しいのか判断ができない。
更に、情報は全て正しいとは限らないのです。
特に、投資の世界は自己責任が原則です。
投資した資産は、自分で守る。
誰も助けてはくれません。
ですので、常に研鑽をしながら投資を続ける。
リスク分散をしながら投資を続ける。
投資は、なるべく早い時期に始める。
そして、できるだけ長く続ける。
その経験の積み重ねが重要です。
まずは、始める。
少額から。
不安な方は、個別相談をご活用下さい。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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