「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」
<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>Vol.60
銀行定期預金の複利のしくみ
「銀行定期預金の複利」とは
「銀行定期預金の複利」とは、定期預金の満期時に利息を元金に加える事で、「複利」で増やす方法です。
通常、総合口座通帳で定期預金を預ける場合は、自動継続になります。その際に、2つの選択肢があります。
①利息だけ普通預金に入金する
②利息を元金に加える
この②の選択肢が「複利」であり、究極の複利とは「1カ月自動継続」による「複利」です。
銀行であまり説明されていない複利の手段
実は、毎回の「マネーセミナー」で「複利」について、お話しをさせて頂いており、「銀行の定期預金でも複利はできるんですよ」と説明すると、ほとんどの方がびっくりされます。
「そうなんですか!」
「そんな説明は聞いた事がありません!」
確かに、私も銀行時代に「複利」の説明はした記憶がありませんし、教育を受けた記憶もありません。
ただ、説明は受けていなくても、実は多くの方が自動的に複利で運用されているケースが多いのです。
なぜか?
銀行の定期預金は、通常3つのやり方があります。
①総合口座にセット。
②定期預金独自の通帳。
③定期預金証書。
銀行も経費を考慮すると①が一番コストが安いのです(印紙税等の関係)。
そうなると、全て自動継続扱いになります。
そこでの選択肢が、先程の2つです。
利息を
①普通預金に入金。
②元金に加える。
ここだけは、お客様に確認しなければならないのですが、多くの方は自然と②を選択されます。
そうすると、自動的に「複利」になるのです。
昔、定期金利が5%の頃は、「複利」の威力は凄かったのですが、今は全く魅力がなくなったのが残念です。
尚、「複利」については、こちらの記事もご参照下さい。
*複利効果が鮮明に出始めるのは、20年以降です。
つまり、キーワードは長期積立です。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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