「人生100年時代を笑顔で送るためのお金の法則」Vol.328
シャープレシオの数字の見方は?目安は?初心者でもわかります!
投資信託は何がいいですか?
そんな相談をよく受けます。
日本の投資信託のファンド数は約6000本。
その中から、1つのファンドを選ぶ事は、至難の業です。
そして、何を基準に選べばいいのか?
特に、初心者にはハードルが高いのです。
しかし、実は初心者でも判断できる投資の指標があります。
その1つが「シャープレシオ」です。
後は、「シャープレシオ」の数字の見方、目安が分かればいいのです。
シャープレシオの数字の見方
短い期間より長い期間で見る
理想は20年以上です。
なぜなら、投資の基本は「長期」です。
長い時間をかけて、成長させるものです。
しかし、残念ながら公表されているシャープレシオの期間は1年・3年・5年・10年。
ですので、最低でも5年、10年の期間で見る事が重要です。
数字は高い方がいい
最低でも0を超えている事です。
そして、高ければ高い程いいのです。
シャープレシオの目安は
1を超えている事
最低でも0を超えている事。
そして、10年の期間で1を超えていれば優秀なファンドです。
ご参考までに2020年11月30日付のデータを紹介です。
シャープレシオの上位10銘柄の数字です。
■ 1位は1.30
■10位は1.14
更に10年の期間で2を超えていれば、大変に優秀なファンドになります。
シャープレシオの数字が同じ場合は
資金に余裕があれば、2つのファンドを購入してもいいのですが。
どうしても1つしか購入できない場合は、どう判断すればいいのか。
その時は2つの数字で判断して下さい。
標準偏差
「標準偏差」??
初心者には、難しい用語かもしれません。
言葉の意味は分からなくても大丈夫です。
結論から言えば、標準偏差の数字は低ければ低い程いいのです。
ですので、シャープレシオの数字が同じ場合は、標準偏差の数字が低い方を選ぶべきです。
ちなみに、シャープレシオ第8位と第9位が同じ数字です。
*2020年11月30日付
8位:ひふみ投信:1.16
9位:新光 小型株オープン『愛称:波物語』:1.16
では、標準偏差を比較します。
8位:ひふみ投信:15.45
9位:新光 小型株オープン『愛称:波物語』:18.14
ですので、この場合は「ひふみ投信」を選択します。
純資産総額
では、シャープレシオも標準偏差も同じなら??
確率的には低いケースです。
その場合は「純資産総額」で比較して下さい。
先程の2つのファンドは標準偏差が違いますが、仮に同じと仮定して、「純資産総額」も見てみます。
■8位:ひふみ投信:139,255百万円
■9位:新光 小型株オープン『愛称:波物語」:3,089百万円
ですので、この場合も8位の「ひふみ投信」を選びます。
シャープレシオをどこで探せばいいのか
シャープレシオは、各金融機関のHPでも確認できます。
しかし、全体像を比較するのであれば、やはり下記のサイトです。
モーニングスターのHPです。
期間の選択だけ間違わないようにして下さい。
推奨期間は10年です。
まずは、自分で操作して、数字の感覚を覚えて下さい。
誰にでもできる投資信託のファンドの選択方法。
その最大の指標が「シャープレシオ」です。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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