「知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.57
児童手当の仕組みと効率よく増やせる方法をわかりやすく解説です!
本日は、先日の「マネーセミナー」のご参加者からの相談事例です。
26歳の男性です。
4月にお子様が出生予定で、併せて児童手当が支給されます。
「そもそも児童手当は、いくらもらえるのか」
「どのように活用すればよいのか」
そんな相談を頂きました。
児童手当とは
児童手当制度は、昭和47年に創設されました。
制度の目的は2つ。
■家庭等の生活の安定に寄与する。
■次代の社会を担う児童の健やかな成長に資する。
具体的には、お子様が出生してから、中学校を卒業するまでの15年間支給される貴重な教育費です。
つまり、お子様が生まれた瞬間から、投資が可能なのです。
いつからいつまでもらえるの
■0歳~15歳年度の3月末まで支給されます。
つまり、15年間です。
いくらもらえるの
■毎月1万円。
但し、①3歳未満、②お子様3人目からが1万5千円
もらえる日は?
■実際の支給は4カ月分まとめて支給。
多くの自治体は
① 6月(2月~5月分)
②10月(6月~9月分)
③ 2月(10月~1月分)と3回に分けてます。
*所得制限により、支給額が5,000円になる方もおります。
(扶養親族等の数により年収が833万円~1,042万円以上の方)
具体的な活用方法とは
専用の受取口座を準備する
つまり、児童手当は運用のみです。
生活資金には使わない。
5千円を3口に分散する
つみたてNISAを1口か2口or変額保険を1口か2口
*ご参考までに某A生命の変額保険を試算(26歳男性)
・月5千円、満期を80歳⇒死亡保険金額450万円
*つまり、変額を2口(1万円)にすれば、死亡保険金額は900万円。
変額保険を1口にするか2口にするかの判断は、万一の際の遺族年金の金額、その方のライフプラン、会社からの弔慰金の金額、他の生命保険加入状況を基に個別に判断させて頂きます。
★変額保険について詳しく知りたい方は↓
★つみたてNISAを詳しく知りたい方は↓
4歳以降は、児童手当が1万円になるので、その分は別枠で拠出する。
つまり、5,000円は生活費から捻出します。
16歳~18歳までの期間は児童手当が終了するので、別枠で拠出する。
つまり、更に1万円を生活費から捻出します。
ファンドの選定
①つみたてNISAは途中での変更はできないので、株式割合は40~50%程度。
目標3%
②変額保険は途中でのファンド変更可能なので、株式割合は60~70%程度。
目標6%
*上記の内容で18年間運用すると、大学入学時に約452万円確保。(払込金額の累計は324万円)
★ファンドについてよく分からない方は↓
■お子様18歳時点で株式相場が低迷している場合は、一時的に奨学金か教育ローンで準備。
株式相場が復帰した段階で解約し、相殺する。
*現実の問題として、18歳の時点で452万円の受取では十分ではありません。
ですので、このブログで何度も書かせて頂きましたが、お子様の出生から準備するのではなく、結婚した時点、もしくは、その前からの教育資金の準備を推奨しております。
金利の安い奨学金ですら、返済ができず、ご苦労されている若き社会人がたくさんおります。
更に、日本は「お金の教育」を受ける機会が極端に少なく、金融の知識が世界の中でも低いと言われております。
ですので、20代の早い段階から「お金の勉強」が必要なのです。
このブログを読まれております、50代、60代の方は、是非、ご自身のお子様に教えて頂きたいのです。
■教育資金の準備が中々進まない方。
■銀行預金以外は不安があり、進まない方。
■お金は着実に増やしたいが、方法が分からない方。
そんな方は、個別相談をご活用下さい。
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本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
コメント
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