つみたてNISAの銘柄変更時の注意点と損をしないための考え方

お金を増やす(金融商品)

知らないと人生を10倍損するお金のしくみ」Vol.243

 

つみたてNISAの銘柄変更時の注意点と損をしないための考え方

 

せっかく始めた つみたてNISA

しかし、次々と新しい情報が入り、銘柄(ファンド)を変更したくなった事ありませんか?

 

そもそも「銘柄変更」とは何なのか??

誰にも聞けなくて、どうしていいのか分からない方。

ご安心下さい。

 

そんな疑問にお答えします。

 

つみたてNISAで銘柄変更をするときの注意点

そもそも、つみたてNISAは何なのか?

特徴だけを確認しましょう。

 

■毎月コツコツと積立投資をします。

■非課税期間は最長で20年(2042年まで)

■非課税限度額は年額40万円。

 

以上の3点で十分ですが、更に詳しく確認したい方は関連記事を読んで下さい。

 

 

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スイッチングはできない

そもそも「スイッチング」とは何なのか?

一言で言えば「銘柄を変更する事です」

 

「えっ!でも、スイッチングはできないのでは??

スイッチングは今運用中の銘柄の残高をそのまま違う銘柄に移す事です。残念ながら、つみたてNISAでは、非課税の残高をそのまま移す事はできないのですよ

 

「では、どうやって、銘柄変更するの??」

ポイントは1つ。

①今運用中の銘柄を解約するか。

②解約はしないで、積立を止めて、運用だけ継続する。

その上で、新たな銘柄で申込をする。

 

お勧めは、積立を止めて、運用を継続する。

その理由は、次です。

 

銘柄を解約(売却)すると、非課税枠は使えない

例えば、今現在、年間で20万円の非課税枠を1つの銘柄で運用中。

これを解約すると、使える非課税枠は、残り年間で20万円だけ。

40万円はフルに使えなくなります。

 

つまり、貴重な非課税枠を捨てる事になります。

 

 

 

だから、積立だけを止めて、最初の銘柄は保有継続するのです。

 

 

そもそも銘柄変更は必要なのか?

では、銘柄変更をする理由は何か?

 

例えば、手数料の安い新しい銘柄ができた場合。

或いは、他にいい銘柄が見つかった等々・・・。

 

しかし、そもそもつみたてNISAの銘柄は、元々手数料が安いのです。

詳しくは、参考記事を読んでみて下さい。

 

 

そうなんです。

手数料は元々安い銘柄しか選ばれておりません。

■販売手数料はゼロ。(ノーロード)

■信託報酬は、国内のインデックス投信で0.5%以下

 

そして、例え『いい銘柄(ファンド)』が見つかったと仮定します。

どんなに、いい銘柄でも、その度に変更していたのでは、効率は悪くなります。

 

何故か??

 

投資の基本は3つ。

 

長期・積立・分散

 

 

つまり、つみたてNISAの最大のポイントは、銘柄でも、手数料でもありません。

 

早く始める事。

 

長く続ける事。

 

これが、投資を成功させる、最大のポイントです。

 

理想的なつみたてNISAの活用法

結論からお話しすると、一度スタートした銘柄は止めないで長く続ける。

ですので、最初から毎月、3万3千円を1銘柄に集中しない。

 

併せて、つみたてNISAに集中しない。

 

特に、若い方であれば、株式を活用した成長性の見込めるファンドとの併用をするべきです。

 

 

例えば、iDeCoとの併用。

 

 

変額保険との併用。

 

 

米国債との併用。

 

 

つまり、世界に分散投資をする事です。

併せて、長く続ける事です。

 

 

しかし、日本人の投資信託の保有期間は、平均で3年程度。

 

 

何度も、売り買いを繰り返す、回転売買が主流でした。

 

「回転売買??」

「何ですか、それ??」

 

何故、「回転売買」という、投資に不適格なやり方が主流となったのか?

全ては、金融機関の利益確保の為です。

投資家の為ではありません。

投資家にメリットは、何もありません。

 

これからは、人生100年時代に向けて、「回転売買」は間違いなく縮小されます。

 

また、推奨する金融機関は、やがて淘汰されるのではないでしょうか。

 

 

そして、投資家自身が、自らの意思で投資戦略を持つべきです。

 

 

その基本が

長期・積立・分散

 

 

まずは、スタートする事です。

そして、長く続ける事です。

 

それが、つみたてNISAの最大のポイントです。

 

つみたてNISAの事、始めたいが不安な方は、個別相談をご活用下さい。

個別相談に申込します

 

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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