iDeCoをやらない方がいい方、やめた方がいい方を具体例で解説

お金を増やす(金融商品)

人生100年時代を笑顔で送るためのお金の法則」Vol.342

iDeCoをやらない方がいい方、やめた方がいい方を具体例で解説

金融庁も推奨するiDeCo

それは、老後資金準備の最強の金融商品でもあります。

 

ところが、誰でもやればいいという訳ではありません。

残念ながら、やらない方がいい方。

始めたけど、やめた方がいい方もおります。

 

それには、明確な理由もあります。

今回は、5つの例で解説です。

 

短期間で儲けようと考えている方

iDeCoは、長い時間をかけて自分の資産を成長させるものです。

短期間で利益を出す金融商品ではありません。

 

併せて、60歳までは引き出しができません。

ですので、長期積立投資が、基本中の基本です。

株式投資やFXの感覚で、短期間で売買を繰り返す事はできないのです。

具体的には、1年以内に何度も売買を繰り返す方

そのような方には、iDeCoは不向きです。

長続きもしません。

 

加入するだけ、無駄な手数料も取られますので、やらない方がいいです。

 

55歳以降から始めようとされる方

投資の基本は長期。

20年、30年と長く続ける事で、安定したリターンも期待できます。

 

55歳からスタートしても、払込は最長でも10年。

中には、60歳以降は収入が下がる方がほとんどです。

そして、払込ができなくなる可能性もあります。

 

途中で、払込ができなくなれば意味がありません。

更に、無事に払込ができた、と仮定。

では、運用成績はどうか?

 

よほど、効率の高いファンドを選択しない限り、10年間で、高い運用成果を出す事は難しいです。

 

仮に、55歳以降から始めるのであれば、つみたてNISA投資信託で、無理なく運用される方がいいまもしれません。

 

なぜなら、つみたてNISAは最長20年まで非課税

投資信託は、非課税期間はありませんが、期間の制限はありません。

 

但し、中には、運用成績はどうでもいい。

所得控除だけできればいいのだ、との考えで始める方もおります。

 

ちなみに、簡単に所得控除による税額控除額を計算できるサイトがあります。

 

かんたん税制優遇シミュレーション

そのように、目的が明確であれば問題ありません。

 

貯蓄する余裕がない方

iDeCoのメリットでもあり、デメリットなのが、60歳まで資産が凍結されます。

つまり、自分の貯めた資産がロックされ、引き出しができません。

 

ですので、毎月の生活費がギリギリの方。

途中、お子様の教育資金や住宅資金でお金が必要になる方。

臨時資金が発生しても、貯蓄で対応できない方。

そのような方は、iDeCoで自分の首を絞める事になりかねません。

 

貯蓄するつもりが、余計な借金が増えた!

そうもなりかねません。

 

ですので、まずは収入が安定している事が前提です。

そして、余裕ができてから始めればいいのです。

 

借金をしてまで払込むものではありません。

更に、自営業の方であれば、国民年金保険料を払わないと、iDeCoの掛金を払い込んでも無効になり、掛金は戻されます。

 

ですので、生活がギリギリの方

余裕のない方はやめるべきです

 

専業主婦で投資初心者の方

このケースは理由が2つあります。

①専業主婦は税金を納めていないので、所得控除ができない。

②投資初心者の方は、「元本確保型」の商品を選択される傾向があります。

その場合、残念ながら元本割れする可能性が高いのです。

 

詳しく知りたい方は、下記の記事を!

 

あなたは大丈夫?銀行からiDeCoを加入されている方の実態を解説

ですので、払込が終了し、運用成績を確認すると、「なんで??」になる可能性が高いのです。

 

全ての方が、そうなるとは限りません。

 

仮に、所得控除ができない事を理解された上でも始めたい方。

その方は、ファンド(商品)の選択を専門家に相談をするべきです。

 

投資を投機やギャンブルと思っている方

実は、私の身近にも、このような考え方の方がおります。

昔から銀行預金しか経験のない方に多い傾向のようです。

 

投資とは、コツコツと長い時間をかけて、「お金を育てる」ことです。

iDeCoは正に、金融庁も推奨する投資です。

 

投機とは、ハイリスクのもとで、短期的に利益の確保を目指す事です。

ギャンブルとは、賭博や博打の事です。

 

そもそも、iDeCoを投機やギャンブルと思うような方に、投資を理解する事は困難です。

一瞬でも、投資の成績が悪くなれば、iDeCoはおろか、投資自体を非難する事は目に見えてます。

 

残念ながら、そのような方に、iDeCoは向いてません。

やらない方がいいです。

 

まとめ

基本的には、iDeCoは、多くの方に利用して頂きたいです。

特に、若い方は、給料天引きで、強制でもやるべきです。

 

なぜなら、将来的に公的年金だけで暮らす事は困難だからです。

その不足分の準備として、最も効率よく増やせる可能性が高い金融商品。

それが、iDeCoだからです。

 

しかし、残念ながら、商品を正しく理解されていない方が多いのが現実です。

更に、始めたはいいが、元本割れ確実なファンドで運用されている方も多くおります。

 

iDeCoの「元本確保型」で元本割れしているファンドの実態!

これでは意味がありません。

せっかく始めるのであれば、制度のしくみを正しく理解し、効率よく増やせるように努力をするべきです。

 

このブログでも、iDeCoに関する記事は多数書かせて頂いております。

どうか、参考にして頂ければ幸いです。

 

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本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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