『知らないと人生を10倍損するお金のしくみ』Vol.102
iDeCoとは何ぞや?初心者でも分かるやさしい解説
先日、反省をさせて頂きました。
交流会でお会いし、お話しをさせて頂きました23歳の女性との会話です。
話しを聞きますと、野村證券に出向き、金融の勉強をされている、との事でした。
その方は「FX」に興味があるようでした。
話しの流れで「iDeCoはやられてますか?」と聞くと、突然表情が変わり、
「iDeCoって何ですか?」との反応。
仕事柄「積立投資」「iDeCo」「つみたて積立NISA」等々叫んでますが、一般の方からすると
iDeCo??
こんな感じになるのは普通かもしれません。
そこで、改めて「iDeCo」について
iDeCoとはなんぞや
正式名称は
<individual-type Defined DefinedContribution pension plan>
覚える必要など全くないのですが、「個人型確定拠出年金」の愛称です。
「確定拠出年金」には企業型と個人型があります。
その内、「個人型」が通称「iDeCo」と呼ばれています。
確定拠出年金とは?
では、そもそも「確定拠出年金」とは何?。
その前に、中小企業退職金制度には大きく分けて2つ。
■「確定給付型グループ」
■「確定拠出型グループ」
何が違うのか?
「確定給付」は企業が従業員に払う給付金額が確定している制度。
「確定拠出」は企業が毎月払う掛金拠出の金額が確定している制度。
つまり、従業員の立場から考えれば「確定給付型」は有難い制度なんです。
しかし、ご存知の通り、経済情勢、金利情勢は大きく変わりました。
企業は約束した給付を準備できないいわゆる「積立不足」が生じはじめ、「確定給付型」の代表格だった「適格年金」が廃止。
併せて「厚生年金基金」も解散の方向で進んでおります。
一方で新しい制度として2001年に施行されたのが「確定拠出年金」です。
通称名として「日本版401K」とも呼ばれております。
401Kとは
「401K」とはアメリカにおいて採用可能な確定拠出個人年金制度の1つです。
簡単に言えば投資信託に税制上の優遇措置を付加した制度です。
この制度がアメリカでは普及されており、個人の資産も順調に増やし、併せてアメリカ経済の成長にも大きく貢献されているのです。
なぜ、「iDeCo」なの?
日本も1990年の頃は金利も高く、銀行預金でも、郵便局でも国債でも生命保険でも、順調に運用できた時代でした。
しかし、時代は大きく変わりました。
■バブルの崩壊
■低金利、ゼロ金利
■少子高齢化
■物価デフレ、賃金デフレ
つまり、日本国内だけでは運用できない、増えない状況なのです。
では、世界はどうか?
■世界の人口は2060年まで順調に増え続ける、との予測あり
■世界のGDPは2000年以降3倍成長してます
■世界経済の成長率は3.9%
はい、世界全体で見れば、人口は増えており、経済も成長しているのです。
だから、世界経済に投資をしましょう、となるのです。
その1つが「iDeCo」なんです。
iDeCoのメリットは?
よく税制の3大メリットと言われます。
(1)掛金の拠出時は全額所得控除
(2)運用時は全額非課税(通常は20.315%の課税)
(3)受取時は公的年金等控除・退職所得控除
iDeCoのデメリットは?
ここが大事なんです。金融商品には完璧な商品はありません。
ですので、商品の特徴を理解する事が大事です。
(1)手続きが複雑(申込時、職業変更等)
(2)金融機関とファンドの選択が難しい
(3)60歳以降は掛金の拠出ができない
(4)60歳まで資産の引出ができない
(5)年金未加入の方は利用できません
特に(2)は重要です。
その理由は2つあります。
①金融機関により、手数料が違います。
ファンドの中味も違います。
②ファンドにより、運用成績は大きく変わります。
まとめ
iDeCoは金融庁も推奨をされている優良な商品である事は間違いありません。
ところが、正しく理解され、活用できている方は、全体の1割に満たないのが現状です。
なぜか??
日本は「お金の教育」ができてないのです。
ですので、よく分からないで活用されている方が多いのです。
その上で、大事な2点を書かせて頂きます。
「投資の基本」です。
それは 「口数」×「価格」=投資の成績
多くの日本人は「価格」しか見ません。
大事な事は「量」の視点です。
投資とは「量」を買い続ける事。
増やす事です。
早く始めて、長く続ける事
投資の最大の魅力は「複利効果」です。
ですので、できれば20歳スタート。
60歳まで40年運用できれば最高なんです。
資産の分散
せっかく「iDeCo」を始めたのに、残念ながら元本確定の銀行定期で運用されている方が意外と多いのです。
これでは増えません。
今、成長している資産は「株式」です。
この「株式割合」をどうするのかが、大きなポイントになります。
投資初心者の方、自信のない方は、まず「個別相談」をご活用下さい。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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