特別支給の老齢厚生年金の支給停止の計算方法を解説します

公的年金

人生100年時代を笑顔で送る為のお金の法則」Vol.316

特別支給の老齢厚生年金の支給停止の計算方法を解説します

働きながら年金をもらうと、年金が停止される!?

そもそも、特別支給の老齢厚生年金とは??

 

年金制度は複雑です。

多くの方が、正しく理解できないままに年金をもらっています。

 

では、働きながら特別支給の老齢厚生年金をもらえば、いくら減らされるのか?

実は、自分で計算できます。

 

ポイントは2つの数字を理解するだけなのです。

それでは、解説をさせて頂きます。

特別支給の老齢厚生年金とは

特別支給の老齢厚生年金とは、名前の通り、特別に支給される年金です。

併せて、もらえる方も限定されています。

 

男性であれば、昭和36年4月1日以前に生まれた方。

女性であれば、昭和41年4月1日以前に生まれた方。

 

そして、もらえる期間も最大で5年間。

 

詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

 

 

ポイントになる2つの数字

総報酬月額相当額

総報酬とは、給料と賞与の合計額の事です。

月額相当額とは、単純に1ヵ月に相当する給料と賞与の合計額。

 

つまり、下記の計算式になります。

標準報酬月額+1年間の賞与を12で割った金額

 

標準報酬月額とは毎年4月~6月までの平均給与です。

 

 

基本月額

基本月額とは、老齢厚生年金の月額です。

ですので、老齢基礎年金は対象外です。

 

支給停止される方とされない方

支給停止されない方

老齢厚生年金の基本月額と総報酬月額相当額の合計額が28万円以内。

 

つまり、年金と給料の合計額が28万円以内であれば停止されません。

*賞与がある場合は、年間の合計額を12で割った金額をプラスします。

 

支給停止される方

老齢厚生年金の基本月額と総報酬月額の合計額が28万円を超える場合。

 

支給停止の計算方法

支給停止の計算は総報酬月額相当額と基本月額の金額により、4つに分かれます。

 

総報酬月額相当額が47万円以下の場合

基本月額が28万円以下の場合

多くの方が、この計算式に該当します。

(総報酬月額相当額+基本月額ー28万円)×1/2

 

<具体例>

総報酬月額相当額30万円、基本月額15万円

(30万円+15万円ー28万円)×1/2=8.5万円(支給停止額)

 

つまり、もらえる年金額は8.5万円です。

15万円ー8.5万円=6.5万円

 

基本月額が28万円超の場合

あまりないケースですが、年の為。

総報酬月額相当額×1/2

 

<具体例>

総報酬月額相当額15万円、基本月額30万円

15万円×1/2=7.5万円(支給停止額)

 

つまり、もらえる年金は22.5万円です。

30万円ー7.5万円=22.5万円

 

総報酬月額相当額が47万円超の場合

基本月額が28万円以下の場合

(47万円+基本月額ー28万円)×1/2+(総報酬月額相当額ー47万円)

 

<具体例>

総報酬月額相当額50万円、基本月額15万円

(47万円+15万円ー28万円)×1/2+(50万円ー47万円)=20万円(支給停止額)

 

*つまり、マイナスなので、全額支給停止です。

15万円ー20万円=-5万円

 

基本月額が28万円超の場合

47万円×1/2+(総報酬月額相当額ー47万円)

 

<具定例>

総報酬月額相当額50万円、基本月額30万円

47万円×1/2+(50万円ー47万円)=26.5万円(支給停止額)

 

つまり、もらえる年金額は3.5万円です。

30万円ー26.5万円=3.5万円

 

 

このように、2つの数字が分かれば、誰でも計算ができます。

ですので、早い時期から60歳以降の働き方や年金の受取方を研究し、準備ができるのです。

 

是非、ご夫婦で計算を!

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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