「年金裁定請求書」はいつ届き、いつ出せばいいのか?

公的年金

知らないと人生を10倍損するお金のしくみ

<誰でも分かる金融用語・金融商品辞典>Vol.65

 

「年金裁定請求書」はいつ届き、いつ出せばいいのか?


「年金裁定請求書」とは

年金裁定請求書」とは、年金を受取れる資格ができた時に、日本年金機構から送付されてくる書類で、申告請求する事により、年金を受給する事ができます。

 

つまり、年金は自分で請求しなければ、受給する事はできません。

 

 

年金裁定請求書の基本

*本日の記事は主に下記の方を対象にした内容です。(特別支給の老齢厚生年金の対象外の方)

■男性 昭和36年4月2日以降生まれた方

■女性 昭和41年4月2日以降に生まれた方

 

年金については、勘違いされている方が多いので、特に大事な事項だけは確認します。

 

年金裁定請求書は、いつ届くのか

年金裁定請求書は、65歳に到達する3カ月前に、日本年金機構から送付されます。

 

 

年金裁定請求書は、いつ出せばいいのか

年金の受給権発生日は、支給開始年齢に到達した日(誕生日の前日)となります。

その為、請求書の提出は、支給開始年齢になってからです。

 

つまり、65歳の誕生日の前日です。

 

但し、生活に余裕があり、あわてて、年金をもらう必要がない方。

或いは、受取る年金額を更に増やしたい方。

 

そのような方は、70歳まで保留する事もできます。

*2022年4月以降は75歳まで延長予定。

 

これを、年金の繰下げ請求といいます。

 

請求書はどこに出せばいいのか

請求書の提出先

■国民年金のみの方⇒住所地の市区町村役場

■厚生年金の被保険者期間を有する方⇒年金事務所

 

 

 

年金の繰下げ請求の手続きについて

このブログでも、ひつこい位に「繰下げ請求」を推奨しております。

 

そうです。

狙いは42%の増額なんです。

つまり、65歳で請求するのではなく、70歳以降にしましょう、との事です。

また、「繰下げ請求」は70歳でなくてもいいのです。

66歳以後であればできます。

 

 

その際に、年金請求書と一緒に提出頂く書類が「老齢基礎・厚生年金支給繰り下げ請求書」です。

 

★尚、繰下げ請求については、2022年4月以降は70歳以降についても請求できます。

しかし、現行はあくまで70歳までには請求をする権利がありますので、70歳の時点で請求漏れがないように十分に気をつけてください。

 

年金について、更に詳しい情報を知りたい方は、専門の社会保険労務士の先生もご紹介できますので、お気軽にご相談下さい。

 

本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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