「人生100年時代を笑顔で送るためのお金の法則」Vol.309
「ねんきんネット」で自分がもらえる年金額を試算できる!
人生100年時代で、大事な事。
やはり、老後資金の確保です。
そして、その土台となるのが公的年金です。
ですので、自分の年金がいくらもらえるのか。
何歳からもらうのがベストなのか。
その検討資料として活用できるのが「ねんきんネット」です。
多くの方が活用方法を理解し、将来に向けての老後資金の準備ができるよう、お手伝いをさせて頂きます。
ねんきんネットとは
「ねんきんネット」とは、お客様がインターネットを通じて自分の年金の情報を手軽に確認できるサービスです。
「ねんきんネット」でできること
自分の年金記録の確認
年金記録とは、具体的には2つです。
①年金の加入期間
つまり、年金額を計算する為の基礎になるデータです。
将来の年金見込額の確認
通常は、65歳から年金を受給できます。
しかし、このサービスを使えば、60歳での繰上げ請求や70歳からの繰下げ請求等、年齢を変更して試算する事もできます。
電子版「ねんきん定期便」の閲覧
通常は、誕生日月にハガキで「ねんきん定期便」が郵送されます。
中には、見ないでそのまま捨てる方もおります。
この電子版であれば、いつでも閲覧する事が可能です。
日本年金機構から郵送された各種通知書の確認等
主には、既に年金を受給されている方に送られる「年金振込通知書」を確認する事ができます。
「ねんきんネット」から登録する
事前に準備するもの
(1)基礎年金番号
基礎年金を知る主な手段は2つです。
①年金手帳
②35歳、45歳、59歳に送られる封書の「ねんきん定期便」で確認できます。
(2)アクセスキー
「ねんきん定期便」に記載されています。
ところが、有効期限があり、「ねんきん定期便」が到着し、3カ月です。
期限が過ぎると、使えません。
その際は、再登録ができますので、ご安心ください。
登録の流れ
新規登録をする
まずは、トップページから登録をします。
登録画面が2つありますが、初めての方は上のオレンジから「新規登録」です。
アクセスキー
ここでも2つの選択画面があります。
■有効なアクセスキーあり
*つまり、「ねんきん定期便」到着から3カ月以内の方です。
■アクセスキーなし
残念ながら、「ねんきん定期便」到着から3カ月を超えている方。
そもそも、「ねんきん定期便」が見つからない方が対象になります。
そして、このままアクセスキーなしの新規利用登録を行います。
利用規約を確認する
ここの画面は、そのまま読んで頂き、「利用規約に同意する」にチェックします。
そして、ご利用登録を続けるをクイックします。
ユーザーIDの発行を申込
ここは10項目の入力画面があります。
特に注意するのは2つ。
⑥のパスワード
パスワードは今後使いますので、忘れないようにメモしておきます。
⑦秘密の質問と答え設定
この設定も、必ず使いますので、忘れずにメモで残して下さい。
他の項目は基礎年金番号や属性情報になり、入力すれば完了です。
後は、日本年金機構から郵送されるハガキを待ちます。
ユーザーIDが郵送されたら
日本年金機構からは、1週間程度で「ユーザーID」が送られます。
改めて、トップ画面からスタートします。
今度は、赤のユーザーIDお持ちの方はこちらから
いよいよ「ねんきんネット ログイン」です。
「ユーザーID」と「パスワード」を入力します。
すると、こんな画面が出ます。
最初に登録した「秘密の質問と答え」です。
ここで、日本年金機構は、本人確認をします。
この入力が完了すれば、後は自由に使えます。
自分の年金額を試算する
いよいよ、ここから本題です。
まずは、マイページから「将来の年金額を試算する」をクイックします。
実は、年金額の試算も2つの方法があります。
①かんたん試算
②詳細な条件で試算
かんたん試算
かんたん試算とは、言葉を変えれば、「ねんきん定期便」と内容は同じです。
つまり、現在の加入条件で60歳まで継続して加入し、65歳から年金を受給するパターンです。
ですので、標準報酬月額も直近の数字で60歳まで計算されます。
そして、すぐに試算結果が出ます。
試算の内容は、65歳から受取る年金額が月額で表示されます。
そして、年金の内訳が知りたければ、試算結果の詳細内容を確認できます。
■老齢基礎年金の金額
■老齢厚生年金の金額
詳細な条件で試算
もうひとつの試算画面が実は重要です。
大きく3つの条件を調整できるので、各自に合わせた試算ができます。
収入を変更する
例えば、今50歳の方が60歳まで給料が同じであれば変更は不要です。
しかし、会社にもよりますが、毎年給料改定で変わるのが普通です。
ですので、実態に近い収入金額での試算が可能になります。
就業期間を変更する
「ねんきん定期便」はあくまで60歳までの就業で試算がされます。
しかし、多くの企業が65歳まで就業な可能な環境です。
ですので、就業期間も65歳に変更し、併せて収入も実態に合わせます。
年金の受取時期を変更する
年金の受取時期は、原則65歳です。
しかし、60歳から早めにもらう事ができます。
一方で、70歳から遅らせてもらう事もできます。
60歳からもらう場合は30%減額されます。(1月0.5%×60カ月)
70歳からもらう場合は42%増額されます。(1月0.7%×60カ月)
ですので60歳~70歳の中で自由に選択ができます。
そして、この試算でも逃がせないのが、在職老齢年金制度。
つまり、65歳以降、仕事をしながら年金をもらう場合に、基準額を超えると、年金が支給停止される制度です。
詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照ください。
そして、この試算を使えば、自動的に65歳以降に停止される年金額も表示されます。
まとめ
このブログ記事では、何度も主張しております。
人生100年時代を笑顔で過ごすためには、やはり老後資金の存在は重要です。
そして、早い時期から、自分がもらえる年金額を理解した上での対策が必要なのです。
■何歳まで仕事をするのか
■何歳から年金をもらうのがベストなのか
その大事な選択のシミュレーションができるシステムが「ねんきんネット」です。
初めての方は、しくみが理解できないかもしれません。
ですので、まずは挑戦をする事です。
慣れる事です。
分かるまで勉強する事です。
そうしないと、自分の老後生活で苦労する可能性が高いのです。
年金のしくみも含め、「ねんきんネット」の活用の仕方も分からない方は、「個別相談」もご活用下さい。
本日も、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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